センサの無線接続にはWireless Inductive System 2を 新モデルの登場で、出力と通信距離がともに拡大

2019-04-17
Pepperl+Fuchs(ペッパール・アンド・フックス)は、新しいWIS 2(Wireless Inductive System 2)によって、センサの無線接続に向けた製品ラインナップの強化に正面から取り組みました。このWIS 2なら、運動する機械部品に対してさらに高性能なシステムが実現します。

図1:WIS 2の1次側/2次側モジュール

WIS 2は、2次側に接続したセンサへの信号伝送と電源供給の両方に使え、摩耗保護したドラッグチェーンやスリップリングを不要にします。また、長年ご利用いただいてきたWIS 1が最
大出力1.5W、通信距離0.5mmであったのに対し、WIS 2は通信距離0.7mmで最大12Wの出力に対応しています。さらに、8チャンネルのコネクタ・ボックスに加え、2台のセンサで構成されるような小規模アプリケーションに向けて、新たにスリムな2チャンネル・タイプもご用意しました。

同シリーズの製品はすべて、2チャンネル・タイプでも8チャンネル・タイプでも、1次側と2次側のトランスミッタを使用します。そのトランスミッタ自体にはM30の円筒形状を採用し、標準仕様として30cm のケーブルとM12丸形コネクタを備えています。トランスミッタ間でペアリングされているわけではありませんので、2次側トランスミッタは自由に置き換え可能です。そのため、同一システムを介して、たとえば多くの異なる工具キャリアとも簡単に通信できます。センサとしては、スイッチ用のバイナリ信号出力を備え、標準的な3線式接続の誘導型や容量型、光学式、超音波式のモデルに適用できます。2チャンネル・タイプは省スペースなY型スプリッタを利用します。一方8チャンネル・タイプでは、トランスミッタから20m離れた場所に設置できる保護等級IP67の 8ポートのコネクタ・ボックスを採用しています。いずれの用途に対しても、Pepperl+Fuchsではケーブル長やコネクタの幅広いご要望にお応えしています。

WIS 2なら、回転テーブルやプレス機、工具交換において、またワーク搬送パレットや回転工具、ロボットハンドを始めとするあらゆる装置での対象物の検知に大きな可能性が拓けます。


図2:コネクタ・ボックス