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CEATEC 2024

Chiba • 15 OCT '24

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Mitsubishi Electric News

現実とバーチャルを繋ぐ時空間データ基盤「GeoCLOVER」の基礎技術を開発

三菱電機は、ビルや工場、都市など現実世界を空間・時間データとして仮想的に再現する時空間データプラットフォーム「GeoCLOVERTM」の基礎技術を開発しました。

現実とバーチャルを繋ぐ時空間データ基盤「GeoCLOVER」の基礎技術を開発

GeoCLOVERに蓄積されたデータと、日常生活や業務で発生するさまざまなデータを組み合わせることで、現状分析や将来予測が可能となり、現場作業の効率化や自動化など社会課題の解決に貢献します。

近年、人手不足、環境配慮、災害対策などの社会課題解決に向けて、さまざまなモノや活動をデジタルデータとして収集し、それらを高度に連携、表現したデジタルツインの活用が注目されています。デジタルツインを実現するためには、人、物品、設備など、現実世界を構成するあらゆるモノをデータとして収集し、それらの位置と時間の関係を正確に把握する必要があります。従来は、サービスの目的ごとにデータを個別に収集していたため、データが限定的で汎用性がない、注目したモノ以外のデータにおいて位置と時間の関係が分からないといった課題がありました。また、膨大なデータが使いやすい形で管理されていないことが多く、データの管理、活用に手間や時間がかかっていました。

当社は、MMSD、MDMDにおいて3次元空間データを活用した社会インフラ向けのサービスを展開しており、大規模空間の計測技術や設備・土木構造物の経年変化を検出する技術、デジタルツインの構築技術に強みを有しています。今回、これらを活用し、現実世界を構成するあらゆるモノの位置と時間を表す「時空間データ」を収集・統合・管理・活用する時空間データ基盤「GeoCLOVER」の基礎技術を開発しました。この基礎技術は、ビルや工場など建屋内の空間を正確に計測する技術、位置や時間が異なる3次元空間データを繋ぎ合わせる技術、膨大な3次元空間データの時系列を効率的に管理する技術、3次元空間データから物体を認識する技術で構成しています。

現実世界を丸ごと切り取り、データを3次元空間に時系列で蓄積、更新できるため、モノの位置と時間を表す「時空間データ」の収集から活用まで一気通貫して実現します。これにより、例えば「GeoCLOVER」に蓄積するデータと、お客様が保有する機器のデータを融合し、シミュレーションやAI技術と組み合わせることで、オフィスビルの快適性向上、都市空間の賑わい創出など、さまざまな現場の課題をデジタル技術で解決する新たなソリューションの提供が可能となります。

本成果の一部を「CEATEC 2024」(10月15日~10月18日、於:幕張メッセ)に出展します。「CEATEC 2024」では、「GeoCLOVER」として開発した3次元空間を再現する技術や物体を認識する技術の紹介の他、時空間データに基づいて、現実世界を模したジオラマとバーチャルを繋ぎ、空間の快適性を評価する技術を活用して空間をデザインする画期的な体験ができます。

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