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Nuremberg • 10 MAR '26

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Aetina エッジAIワークステーションが Agentic AI 展開を支援

Embedded World 2026 において、Aetina は企業向け AI エージェントやオンプレミス生成AI処理を支えるエッジAIコンピューティング基盤を公開。

  www.aetina.com
Aetina エッジAIワークステーションが Agentic AI 展開を支援

生成AIや自動化分析を導入する企業では、クラウドに依存せず大規模AIモデルを実行できるローカルコンピューティング環境への需要が高まっている。エッジAIワークステーションは、AIアクセラレータと推論ソフトウェアを統合し、オンプレミスでのAI処理を可能にする。この背景のもと、Aetina は **Embedded World 2026(ドイツ・ニュルンベルク、3月10日~12日)**で AIP-FR68S AI Agent Edge Workstation を公開する。

異種AIアクセラレータを統合するエッジAI基盤
AIP-FR68S は Aetina の MegaEdge シリーズに属するエッジAIワークステーションであり、異なるAIアクセラレータを組み合わせた ヘテロジニアスコンピューティングに対応している。システムは NVIDIA RTX PRO Workstation GPU と Qualcomm® Cloud AI 100 Ultra アクセラレータカードの両方をサポートする。

ワークステーションには 2000W の内蔵電源ユニットが搭載されており、複数のAIアクセラレータを使用する構成でも安定した動作を維持できる。さらに 工具不要のスクリューレス筐体と アウトオブバンド(OOB)管理機能により、分散環境での運用やメンテナンスを簡素化する設計となっている。

高速通信のため、システムには PCIe Gen5 スイッチが搭載されており、最大 3枚の Qualcomm Cloud AI 100 Ultra カードを搭載可能である。各カードは 870 TOPS のAI推論性能を提供する。


Aetina エッジAIワークステーションが Agentic AI 展開を支援

エッジ環境での大規模言語モデル実行
このプラットフォームは Qualcomm Cloud AI 100 SDK に対応しており、複数カードの協調動作、分散型大規模言語モデル(LLM)の推論、そして Qualcomm AI Inference Suite との統合が可能である。

このソフトウェアスタックにより、最大 3000億パラメータの大規模言語モデルをオンプレミス環境で実行できる。前世代と比較して 約100%の性能向上が報告されている。

この計算能力により、企業は リアルタイムのモデル微調整、マルチモーダル解析、命令生成などの処理を自社インフラ上で実行できる。想定される用途には、音声AIエージェント、画像生成パイプライン、企業データと生成AIを組み合わせる Retrieval-Augmented Generation(RAG) アプリケーションが含まれる。

こうした処理をローカル環境で実行することで、機密データを外部クラウドへ送信することなくAI運用を行うことが可能になる。

経営判断を支援するAIエージェントのデモ
Hall 1、Booth #370 では、Aetina が Mobagel および Qualcomm Technologies と共同で開発したAIエージェントのデモが展示される。デモは MegaEdge AIP-FR68S と Qualcomm Cloud AI 100 Ultra カードを基盤に、Mobagel の C-Suites AI Builder を使用して構築されている。

このシステムでは、AutoML、MLOps、生成型ビジネスインテリジェンスを組み合わせることで、プログラミングなしでAIエージェントを構築できる。展示では、経営層向けの意思決定支援システム 「Genie CXO Solution」 が紹介される予定であり、企業運営に関する分析結果やリスク情報、意思決定の参考となる指標を提供する。

AIワークロードはすべてワークステーション上で処理されるため、企業は機密データを外部環境に送信することなく生成AIを運用できる。


Aetina エッジAIワークステーションが Agentic AI 展開を支援

NVIDIA基盤のロボティクスおよびビジョンAIプラットフォーム
Aetina は AIP-FR68S に加え、NVIDIA技術を基盤とした複数のエッジAIシステムも展示する。

AIB-AT78/68 プラットフォームは NVIDIA Jetson Thor モジュールを採用し、ロボティクスや Physical AI アプリケーション向けに高い計算性能とメモリ帯域幅を提供する。また NVIDIA Blueprint for Video Search and Summarisation(VSS) に対応し、映像データを解析してリアルタイム警告や運用インサイトを生成するAIエージェントを構築できる。

AIE-VX28 は NVIDIA Jetson AGX Orin SoM を搭載した車載向けコンピューティングシステムで、Innodisk GMSL2™ 3MP カメラモジュールと統合されており、車両環境でのAIビジョン処理に対応する。

さらに AEX-2UA1 エッジサーバーは NVIDIA MGX アーキテクチャを採用し、エージェント型AI推論やエンジニアリングシミュレーション向けのコンパクトな高性能サーバープラットフォームとして設計されている。

エッジインフラとしてのAIプラットフォーム
Embedded World 2026 で展示されるこれらのシステムは、AI推論処理をデータ生成地点に近い場所で実行する エッジコンピューティング基盤の進化を示している。

異種アクセラレータ、分散推論フレームワーク、オンプレミス処理を組み合わせることで、AIP-FR68S のようなプラットフォームは企業が生成AIや自律型AIエージェントを自社インフラ内で運用するための基盤として利用できる。

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