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BOBST News
高効率のBOBST製函機3台が、WELLSTAR社のeコマース向けパッケージの生産で、柔軟性をフルに発揮しています
WELLSTAR Packaging には、電子商取引市場の顧客が要求する幅広い形状と用途に完全に適合する 3 つの BOBST フォルダーフォーマーがあります。
2021年の中頃に、WELLSTAR Packaging社はeコマース仕様のBOBST EXPERTFOLD 165への投資を決定し、同年に導入しました。
Bräunlingenを拠点とするこの企業は、2013年から eコマース市場向け段ボールパッケージを、特別仕様のBOBST製函機 MASTERFOLD 145を使用して生産してきました。これらの製函機の品質と信頼性を体験したことによって、中型サイズのパッケージ向けのマシンに投資を行う際に、同じスイスメーカーを選択することに賛同が集まりました。
1回通しで複雑なパッケージを生産
WELLSTAR社のBOBST製函機3台すべてに、GYROBOX(ジャイロボックス)モジュールが搭載されています。これにより、ブランクを進行方向に向かって左から右、又は右から左方向へ、0~90度まであらゆる角度に回転させることが可能になります。高い柔軟性と250m/分という高速で、本来であればマシンに2回通す必要のある非常に複雑なパッケージを、この装置を使うと1回通しで製造できます。これは製造コストを低減するだけでなく、シリコンストリップや開封テープを必要とするパッケージの製造をも簡単にします。ブランクを回転させる必要のない場合は、マシンの最大スピードでGYROBOXモジュールを通過させることが出来ます。
WELLSTAR社では、3台の製函機すべてのGYROBOXモジュールにビデオカメラを追加搭載して、オペレーターが詳細に製造プロセスを監視できるようにしています。
テクノロジーの見事な相互作用
BOBSTの継続的な技術開発と新たな要件へのたゆまぬ注力は、EXPERTFOLD 165の様々な部分に反映されています。例えば、姿勢矯正モジュールが組み込まれたACCUFEED(アキュフィード)によるブランクのスムーズで正確な給紙は、e コマース向けの中型パッケージ製造における高い信頼性に大きく貢献しています。この十分な長さを備えた姿勢矯正モジュールによって、重量のある素材でも、最高の折り込み品質が確保されます。
デリバリー部も、 eコマース向けパッケージ製造用に特別に構成されており、ここの現場に適合しています。独立ドライブと圧着ベルトの自動センタリングを伴ったテクノロジーによって、完成したパッケージはしっかり整列されてベルト搬送されます。
このEXPERTFOLD 165は、GYROBOX回転モジュールとPOLYVACUUMモジュールを搭載し、封函シール付きの非常に複雑な外装パッケージを1回通しで製造できます。
迅速な切り替え
通常、WELLSTAR社ではロット2,000~50,000の注文を、EXPERTFOLD 165を使って2シフトで製造しており、現在は1日に約4回の作業切り替えを行っています。最新世代の製函機EXPERTFOLD 165は、一層快適な操作性を提供しています。例えば、それぞれのセクションに制御パネルが装備されていて、オペレーターの移動距離を短縮し、彼らができるだけ素早く対応できるようにしています。
さらに、そこにあるトグルスイッチによって搬送を調整できるので、リモコンのメニューで操作する必要がありません。EXPERTFOLD 165のインフィード機能も、トグルスイッチにより自動ロックとロック解除を行えます。これだけでも準備時間が5分近く短縮されます。
単1ソースから全てを生み出す
165 を使用すると、e コマースのパッケージングで高品質を実現しやすくなります。 同時に、機械オペレーターによる簡単な操作と、万一の不具合の際の迅速な介入により、不良品の発生を最小限に抑え、ウェルスターで製造された段ボールを節約できます。
単1のソース(設備)で、市場の要件に可能な限り完全に対応することが、この会社の哲学です。
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