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BOBSTは、EXPERTCUT 106 PERの画期的新技術で効率と生産性を飛躍させます

BOBST は drupa 2024 で ACCUPLATEN と ZERO PATCHING を発表し、準備時間を最大 80% 短縮し、エネルギー効率を最適化し、ダイカット性能の新しい基準を確立しました。

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BOBSTは、EXPERTCUT 106 PERの画期的新技術で効率と生産性を飛躍させます

今回の打抜機のアップグレードは、機械装置の最適化と見当合わせ機能の改良によって、加工業者がセットアップ時間と加工素材を節約できるように設計されています。、これには、プラテンの変形を最小限に抑える、または補正する、新設計のACCUPLATENとZERO PATCHINGプレート、そして、新しい見当マークシステムでシートの無駄を削減するPOWER REGISTER Plusが含まれています。

BOBSTはすでに、SPEED CHANGE仕様の導入で、紙器用打抜機シリーズでのセットアップ時間を15分程短縮しています。このEXPERTCUT 106 PERは、オプションのEnergy Efficiency Packと新技術の導入によって、生産効率に新たな基準を打ち立てています。

ACCUPLATENとZERO PATCHINGでマシンの稼働率を向上
drupa2024でBOBSTは、打抜き分野における初の革新技術を世界に紹介しました:ACCUPLATEN(アキュプラテン)「この再設計されたプラテン打抜装置はゲームチェンジャーです」と、打抜機シリーズを担当するプロダクト・マーケティング・ディレクターのBodo Jungeが語っています。「BOBSTは、加圧時の変形をACCUPLATENで最小限に抑え、むら取り時間を最大80%短縮することに成功しました。これは、オペレーターの手間を減らし、型の寿命を延ばし、そして、仕事毎に最大15分の節約で稼働率を向上させることを意味します」。ACCUPLATENは新型機にのみ適用されるため、旧型機やジョブ特定のソリューションを求める加工業者向けには、対応するZERO PATCHING プレートが用意されています。



このプレートは、機械プラテン部の歪み特性に基づき、抜き圧に応じてプラテンの変形を補正するもので、むら取り時間を50~80%短縮します。どちらのソリューションも、機械セットアップ時に品質チェックに使用するシート枚数を削減し、最終ブランクの抜きと罫線の品質を向上させることで、後工程での加工を容易にします。

POWER REGISTER Plusで、コスト効率と持続可能性の向上
セットアップの簡素化と品質重視は、無駄を省くための必須条件です。時間と高品質のシートは、それぞれが加工業者のマージンに大きな影響を与える重要な資源です。そのため、無駄になるシートの削減に向けてさらなる開発が進められています。POWER REGISTER Plusでは、各シートの端に印刷された非常に小さな見当マークに、読み取り能力が適応するようになっています。これにより、前見当用マークに必要なスペースを最大4mm節約でき、カートンのコストを最大0.5%削減できます。

「大したことではないように見えるかもしれませんが、ジョブのレイアウト、見当マークのサイズ、坪量によっては、この新システムは、100万枚で最大1トンのカートンを節約することができます」とBodo Jungeは説明します。「廃棄物が減れば、それを除去するための時間と労力も減り、プロセスや職場の持続可能性にも貢献します。」


BOBSTは、EXPERTCUT 106 PERの画期的新技術で効率と生産性を飛躍させます

コスト効率と持続可能性を求める加工業者は、Energy Efficiency Packを選ぶこともできます。この一連の機能には、エネルギー効率の高いエアポンプや、機械ブレーキの運動エネルギーを電気に変換するEnergy Recovery Systemなどが含まれます。このPackには、パフォーマンスを向上させ、エネルギーと空気の消費量を削減する再設計のベルヌーイ式シートブレーキシステムも採用されています。

これらの対策により、エネルギー消費量は1,000枚あたり5kWhから4kWhに削減され、100万枚では1MWhの削減になります。さらに、HMI操作盤のエネルギー・モニタリング・インジケータは、さらなる省エネの潜在的な可能性を検出し、コスト削減と持続可能性の追求をサポートします。

毎時9,500枚で生産性向上
お客様が期待される通り、EXPERTCUT 106は、BOBST HMI操作盤SPHEREを装備し、現在および将来のBOBST Connect機能と完全な互換性を持ちます。ツール、機械、加工業者、サプライヤーが接続され、クラウドベースのプラットフォームを通じてシームレスなデータ伝送が可能になり、生産プロセス全体が統括されます。デジタル化の展開に次いで、機械設備と能力の継続的な改良は、欠陥のない品質と最大の生産性を確保するための技術革新の重要な部分であり続けます。新開発の軽量グリッパー・バーがその一例です。「このEXPERTCUT 106 PERは、新しいカーボンファイバー製グリッパーバーを装備することができ、慣性力と加速力が低減されるため、生産速度を9,000枚/時から9,500枚/時にまで押し上げることができます」と、Bodo Jungeが締めています。

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