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NTTスマイルエナジー、家庭用蓄電池に制御機能を追加
NTTドコモおよびELJソーラーとの提携により、蓄電池制御ソフトと家庭用蓄電池を組み合わせ、太陽光自家消費最適化と停電時レジリエンスを狙う。
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家庭用蓄電システムは、太陽光発電の自家消費率向上や停電時のバックアップ電源としての活用が進んでいる一方、運用効果は充放電制御の設計に大きく左右される。この文脈で、NTTスマイルエナジー はNTTドコモ、ELJソーラーと提携し、制御機能を統合した家庭用蓄電池の提供を進める。
蓄電池ハードウェアと制御プラットフォームを統合
NTTドコモ、NTTスマイルエナジー、ELJソーラーは 2026年1月21日、家庭用蓄電池の普及促進に向けた業務提携契約を締結した。
本取り組みは、「制御機能付き家庭用蓄電池」の展開を中心に据えており、ELJソーラーによる蓄電池ハードウェアの提供と、NTTスマイルエナジーの蓄電池制御プラットフォーム を組み合わせる。
負荷と気象条件に応じた自動充放電制御
技術的な中核は、スマイルエナジーの制御プラットフォームによる自動運用である。家庭内の電力使用状況を監視し、天候条件 と 生活パターン(使用状況) に応じて蓄電池の充放電を自動制御する設計となっている。
実運用上は、家庭向けエネルギーマネジメント(HEMS)に近い役割を果たし、例えば太陽光の余剰発電時に充電し、需要が高い時間帯に放電するなど、手動のスケジューリングなしでエネルギーフローを調整することを狙う。
太陽光の自家消費率向上と系統依存低減
本提携では、制御された蓄電を活用して 太陽光PVの余剰電力 を蓄え、後の時間帯に利用することで、自家消費率を高める構成を想定している。
自家消費比率が上がることで系統からの購入電力を抑制でき、電気料金低減の根拠となるとともに、再生可能エネルギー利用の比率増加を通じて CO₂排出削減 にもつながると位置付けている。
停電時のバックアップ電源としての位置付け
家庭用蓄電池は、レジリエンス用途としても想定されている。停電時には蓄電池に蓄えた電力を家庭内で利用でき、システム構成と蓄電量に応じて重要負荷の継続運転を可能にする。
家庭用蓄電における制御ロジックの重要性
家庭用蓄電池の価値は、容量そのものだけでなく、充放電の判断を最適化する ソフトウェア制御 の設計に大きく依存する。今回の提携は、家庭用蓄電池と自動制御プラットフォームを組み合わせることで、運用の再現性を高め、太陽光利用の最適化と停電時のレジリエンス強化を両立させる狙いがある。
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