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高速デジタイザが高度な科学データ取得を実現

Teledyne SP Devices は、LiDAR、OCT、質量分析向けにリアルタイム処理と高帯域データ転送を支えるマルチGSPSデジタイザを開発。

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高速デジタイザが高度な科学データ取得を実現

現代の科学計測装置や自動試験システムでは、短時間で発生する信号を高精度かつ低遅延で取得するため、高速データ取得技術への依存が高まっている。マルチギガヘルツのサンプリングレートに対応するデジタイザは、光センシングから分光分析まで幅広い用途でリアルタイム信号解析を可能にする。このような背景のもと、Teledyne SP Devices は、科学、産業、OEM分野の高スループット計測システム向けに ADQ35 デジタイザ を開発した。

用途と市場ニーズ
ADQ35は、波長走査型光干渉断層撮影(SS OCT)や飛行時間型質量分析、分散型光ファイバセンシング、LiDARなどをはじめとして科学計測機器や自動試験装置の分野での利用を想定して開発しました。これらの用途では、大容量のデータを高い忠実度と最小限のディレイで捕捉・処理できるデジタイザが求められます。そうした要件を満たすため、ADQ35は数GSPSという性能をもとに効率的にリアルタイム処理し、高速にデータ転送します。検出器の近くに設置してコンパクトにまとめ、ノイズに敏感な環境においてもシグナル・インテグリティを維持しているケースも多く見受けられます。

高速デジタイザが高度な科学データ取得を実現

性能と技術的な特長
ADQ35は、デュアル・チャネル・サンプリングで5 GSPS、シングル・チャネルなら10 GSPSで動作し、いずれも12ビットの垂直分解能を備えています。DCカップリングのアナログ・フロントエンドは、0.5 Vppの入力範囲で最大2.5 GHzの入力帯域幅をサポートするほか、8 Gbyteのオンボードメモリにより長時間のデータを補足可能です。また、高スループットのアプリケーションにも、最大14 Gbyte/sに達するGPUへのピア・ツー・ピアのストリーミングが実現するなど、リアルタイム・データ転送でお応えします。さらにプログラム可能なDCオフセットといった追加機能に加えて、PCIeとUSB 3.2のどちらのフォームファクタでも利用いただけ、より柔軟にシステムへ統合できます。

ファームウェアとFPGAオプション
ADQ35は、標準的なデータ収集、波形平均化、パルス検出、SS-OCTシグナル・コンディショニングなど、様々なアプリケーションに応じたファームウェア・パッケージをサポートしています。またカスタムなリアルタイム・デジタル信号処理を必要とするユーザーのためには、オープンFPGAのAMD Kintex Ultrascaleによって、同デジタイザ上で直接カスタマイズしたDSPを実装できる広範なリソースをご提供します。これにより、必要な後処理を削減してリアルタイムに意思決定が可能となり、特殊なソリューションを開発するOEM企業や研究者にとって大きなメリットが生まれます。


高速デジタイザが高度な科学データ取得を実現

OEMによる統合と製品モデル
Teledyne SP Devicesは、OEMによる統合を容易にして開発を加速させ、システム全体のコストを削減できる先進的なハードウェアとソフトウェアツールを提供しています。なかでもADQ35は保証の延長オプションが利用可能なうえ、シームレスに設定や制御が行えるDigitizer Studioソフトウェアにも対応しています。

新しい科学機器を開発する場合でも、既存のプラットフォームをアップグレードする場合でも、ADQ35は信頼性が高く高性能な基盤となり、市場投入までの時間を短縮でき、システムの能力も高められます。

ADQ35デジタイザは、次世代のデータ収集のための堅牢かつ高速なソリューションです。柔軟なファームウェアやオープンFPGAに対応し、業界をリードするストリーミング性能を発揮するADQ35があれば、ユーザーはより高速かつ正確で、もっと効率的なシステムを構築できます。

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