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'18
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Baumer
グローバルシャッターCMOSカメラでの世界最高画素数を実現、コンパクトな筐体で解像度48メガピクセル: LXシリーズなら最精細な画像さえも高速に取得
Baumer(バウマー)は、ams Sensors Belgium社(旧CMOSIS社)のCMOSセンサCMV50000を備えたLXシリーズを発表し、最高レベルの解像度やフレームレート、画像品質を求めるアプリケーションに新たな可能性でお応えします。この60×60mmとコンパクトな筐体の新しいLXカメラは、7920×6004ピクセルのフル解像度で最大15 fpsのフレームレートを実現します。そのため、プリント基板や半導体ウェハ、表面、ディスプレイの検査に加え、トラック&トレース用途のような非常に動的なプロセスにおいても、高解像度画像を存分に活用して、最も細部まで極わずかな変化を安定して検出いただけます。これまでは厳しい精度仕様を満たすために数台の高解像度カメラが必要だった場合でも、48メガピクセルのLXカメラ1台で十分に対応できるようになります。したがって、システムやそのインテグレーションに必要な費用が減り、システムの稼働時間も向上します。この新しいDual GigEおよびCamera Linkカメラは、2018年第1四半期に発売を開始します。
搭載のCMV50000センサは、極めて高い画像品質、低いダークノイズ、64dBの高ダイナミックレンジを誇ります。また、グローバルシャッターの採用でモーションアーチファクトも生じません。さらに、FPNC (固定パターンノイズ補正)の改良により、縦方向に並んだ画素を補正して、優れた画像均質性を確保しています。このように高性能な技術を組み合わせることで画像評価を容易にして、アルゴリズム開発に要する時間を短縮します。LXシリーズは、インターフェイスとしてDual GigEかCamera Linkを選択できるようにし、カメラのインテグレーションにおける柔軟性を高めています。Dual GigEカメラでは、Single GigEに比べ、それぞれの転送時間が半分になり、フレームレートは2倍になります。さらに、バーストモードによるさらに高いフレームレートが画像シーケンスが短い場合やROIを使用する場合に威力を発揮し、アプリケーションの応答時間や検査時間を大きく削減できます。一方、Camera Linkカメラでは連続的に高いフレームレートを実現します。また、GenCPプロトコルによってカメラのインテグレーションが容易になるうえ、GenICamを用いて簡単に設定が可能です。また、チェックサムによるデータ品質の検証が、システムの安定性を保証します。こうしたデータ品質の検証は、特にロボットでの利用や長い配線を使う場合に、とりわけ有効です。加えて、各画像は、画像シーケンス番号やタイムスタンプなど、関連イベントやステータスの情報と合わせて転送可能です。そのため、カメラの状態を常に把握できます。
本製品およびその他のBaumer製品は、パシフィコ横浜で12月6日から8日まで開催される国際画像機器展 2017で以下当社代理店ブースにて展示されます。
株式会社アルゴ ブース27
キヤノンITソリューションズ株式会社 ブース97
LXシリーズ・カメラについての詳しい情報は、www.baumer.com/cameras/LX(英文)をご覧ください。
写真:解像度48メガピクセル、最高フレームレート15fpsの新しい高解像度LXカメラ。高度に動的なアプリケーションにおける新たなスタンダードとして、高い解像度とともに優れた画像品質を実現しています。