Anybus X-gateway - 産業用ネットワーク・ゲートウェイのナンバーワン・サプライヤー、X-ゲートウェイがインフラコストの削減を可能にします。

HMSインダストリアル・ネットワークスのAnybus X-ゲートウェイ・ファミリーは定評あるAnybus通信モジュールをベースにしています。本モジュールは便利なメタルハウジング組み込みで、産業用ネットワーク間でインテリジェントなリンクを実現します。X-ゲートウェイのファミリーはそれぞれに異なる180のバージョンで構成されており、そのためにProfibus、DeviceNet、CANopenなどの広く利用されているフィールドバスとはすべて相互接続が可能ですし、これらのフィールドバスを新しい産業用イーサネット標準であるProfinet、Ethernet/IP、Modbus-TCPおよびEtherCATとも接続することができます。本ゲートウェイはDINレール搭載用のスタンドアロン型デバイスです。本ゲートウェイは、パワーアップ後直ちに、選択された2ネットワーク間でのデータ交換体制に入ります。コンフィギュレーションが数分間で完了し、プログラミング用または特別なPCハードウエア、ソフトウエアは必要としません。本ゲートウェイによりI/Oデータ、パラメータは2つのネットワーク間で完全にトランスペアレントに伝送されます。データの量はゲートウェイ設定時の簡単なコンフィギュレーション・ダイアログで設定されます。ゲートウェイは各種の産業用オートメーションシステムに容易に組み込むことができ、異なるネットワーク間でのシームレスな情報のフローを確保します。高度の信頼性と柔軟性を合わせ持つAnybus X-ゲートウェイは、システムインテグレーターやプラントオペレーターにとって欠かすことのできない接続ツールです。

Anybus X-ゲートウェイ・ファミリーの機能性をさらに拡充すべく、HMSではOPCサーバーを開発しました。新しい機能により、標準イーサネット・ネットワークおよびX-ゲートウェイを通じて、PCベースのOPC-クライアント・アプリケーションがあらゆる主要フィールドバス・ネットワークに接続可能となります。本OPCサーバーは追加費用なしでX-ゲートウェイとともに提供されます。また、このAnybus OPCサーバーによって、いかなるPCベースのOPC DAクライアント・アプリケーションでも、PCIフィールドバス・インタフェースカードを必要とすることなく、フィールドバス・ネットワーク内に置かれた分散型フィールドデバイスのデータにアクセスできます。Anybus OPCサーバーはOPC データアクセス（DA）v1.0、2.05、3.0対応です。その主な機能としては、プロセスデータ、OPCタグエディタ、オンラインビューワ/エディタへのアクセス、タグプロセスデータへのリード/ライト・アクセスがあります。コントロールルーム内のPCとプラント内のフィールドデバイスとは、既存のイーサネット・ネットワークとAnybus X-ゲートウェイを通じて接続できます。PCIカードをコントロールルームのPC内に置く一方で、X-ゲートウェイは直接現場に設置でき、プラント内の生産ラインとコントロールルーム間では高価なケーブル敷設が不要となります。これにより据付費用を削減できる一方で、柔軟性が向上します。

2009年4月に、100万台目のAnybusモジュールが出荷され、歴史的なマイルストーンが記されました。HMSはこの記念すべきマイルストーンに到達するまでに10年を超える月日を要しましたが、実際にはモジュールの年間出荷量は現在20万台を超えており、HMSでは次のマイルストーンである200万台は10年よりもはるかに短期間で達成できると考えています。

1 Million.jpg
画像用テキスト：100万台目のAnybusモジュールが出荷され、HMSはここに歴史的なマイルストーンを記しました。

OPC_pressimage.jpg
画像用テキスト：HMSではOPCサーバーの開発によりAnybus X-ゲートウェイの機能性を拡充しました。