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HMS Industrial Networks AB

IC並みに扱えるCANopenインターフェース

組み込みCANopenインターフェースのおかげで開発工数が最大70%削減

IC並みに扱えるCANopenインターフェース
HMSインダストリアルネットワークスは、CANopen準拠のAnybusICをファミリーに加えました。このモジュールは小型ながら強力なCANopenインターフェースを組み込んだICです。CANopen標準に準拠することはその認証機関が認めています。HMSのAnybus ICファミリーにはProfibus用、Profinet用、DeviceNet用、Ethernet/IP用、Modbus-TCp用の交換可能なソリューションがあります。今回、これにCANopen用を加えました。
このAnybus ICは大きさがわずか8cm2の中 に組み込まれており、HMSのNP30マイクロプロセッサにCANopenコントローラとCANopenのスレーブ側のソフトウエアスタックもフルスペックで組み込まれています。このICを使えば、CANopenインターフェースを設計するのにかかる開発負担を最大70%まで削減できます。加えて、スペースと電源を小さくできるため、バーコードリーダーやモーター始動機などの小型の自動装置にCANopenインターフェ―スを低コストで組み込むことができます。

Anybus ICは32ピンのDIPパッケージに収容され、電源は5V/150mAの単一。標準的なCANopenのスレーブ側インターフェースとして機能し、DS 301プロファイルのバージョン4をサポートします。入力データは最大144バイト、出力データは最大144バイトが可能です。Anybus ICはCANopenネットワークの上で通信する自動化装置に必要なハードウエアとソフトウエアも搭載しており、コネクタを加えるだけで済みます。

独自のマイクロコントローラを搭載するインテリジェントデバイスに使うと、高速シリアルのTTLインターフェースを通じてAnybus-ICをつなぐことができます。このICはCANopenプロトコル全体を扱うことができ、時間的に厳しい全ての通信タスクからマイコンを切り離すことができます。マイクロプロセッサを使わないバルブ端末のような単純な自動化デバイスに使えば、Anybus-ICはシフトレジスタのインターフェースを持っていますので、最大128個の入出力を直接コントロールできます。

Anybus-ICファミリーの全製品は相互に交換可能です。また、デバイスメーカーにとっては中小規模の自動化デバイスを、主なフィールドバスと工業用イーサーネットに一度の開発で、簡単に効率よくつなぐことができます。

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