安全管理コンサルティングのシュマーサル、サービスのポートフォリオを拡充

この数カ月の間にドイツの工場や多数の欧州の子会社から経験豊かなエンジニアが機械の安全管理エキスパートとして認定されました。すでに彼らはアプリケーションセンターで業務に従事しています。そこでは、現地のセールスエンジニアと製品管理職の方たちと共同で作業しています。他の国においても例えば、中国や米国ではコンサルタントの人たちは2010年9月には認定される予定です。

安全管理コンサルタントの主な業務は、顧客からの問い合わせに質の高い答えを提供することです。例えば、どのタイプの安全システムを使うべきか、この安全システムは制御システムや機械にどうやって組み込むか、安全性の高い要求と機械の生産性仕様の両方を最適化するのにどうやってプログラム可能な電子安全システムを組み込むか、などを聞くことができます。

選ばれた安全システムの要求性能レベルがEN ISO13849-1のレベルにあるかどうかを評価し、実際の性能レベルの算出することも安全管理コンサルタントが顧客に提供すべき業務です。

新しいサービス提供に対する顧客の最初の反応は、これまでよりずっと良好です。アプリケーションセンターのマネージャーのウィエ・ウィーマー氏は次のように述べています。「規制に準拠した安全システムを専門家に構築してもらいたいと望んである顧客は多い。専門家はこのサービスに対して全責任を持っているからです。安全スイッチギア・ビジネスにおける世界市場のリーダーの一人として、私たちは、レベルの高い業務の遂行に関する総合的なノウハウを手に入れました。異なる標準化団体とのコラボレーションと提携の結果、必要な理論的な『バックグランド』も備えています。このバックグランドこそ、標準に準拠する安全保護システムを構築するのに必要なものです。

シュマーサルグループが世界に提供する安全コンサルティングサービスは、他にもこれから追加されていきます。この目的は、メーカーや技術に依存しない方法を考え、既存の製品ポートフォリオを超える複雑な安全技術ソリューションを開発、構築していくことです。

同時に、シュマーサルが提供する既存のサービスは「アプリケーションセンター」にも統合されます。ウィエ・ウィーマー氏は次のように語っています。「私たちの業務は常に新サービスを追加しています。例えば安全コントローラのパラメータ設定方法や、顧客が指定する改良を当社の安全スイッチギアに適用することなどは常に行われています。私たちが市場で高く評価されているのはこのためです。こういった業務はアプリケーションセンターに移管されています。私たちのサービス提供を1本化する結果、私たちはもっと業務に集中できます。このようにして開発や製品管理、販売に必要な自由を作り出し、私たちが市場に向けて発信する『安全のワンストップショップ』のイメージをもっと上げていきます」。