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01
'19
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Kennametal
ケナメタルが重旋削加工のコスト効率をさらに向上
新しいKBH10BとKBH20BのPcBN材種により生産性を向上し、部品あたりのコストを削減
ケナメタルは本日、最大HRC 65の被削材向け重旋削加工用KBH10BとKBH20BのPcBN材種による両面インサートを発表しました。
これらの新材種は、工具鋼やその他の高硬度材を旋削加工する際、生産性と工具寿命を向上させるよう、特別設計されています。
「ケナメタルの新しいKBH10B材種とKBH20B材種のインサートは、部品あたりの工具コストが重要な基準となる硬化ギヤ、シャフト、ベアリング、ハウジング、その他のドライブトレイン部品の大量生産に最適な選択肢です」と言うのは、旋削加工担当製品マネージャーのRobert Keilmannです。
立方晶窒化ホウ素焼結体(PcBN)のミニチップインサートは、長きにわたり、硬化鋼部品の旋削加工において、部品コストを削減する優れた選択肢であると認識されてきました。ケナメタルの新たなPcBN材種のインサートは、部品あたりのコストを削減しながら生産性を向上させることにより、その価値提案をレベルアップさせます。特長は以下のとおりです。
- 特許取得済みセラミックバインダー構造とTiN/TiAlN/TiNコーティングが高い切削速度でも最高の耐摩耗性を実現
- ゴールドのPVDコーティングがインサートの位置合わせが必要な時期を特定するのを容易にする一方、番号付きコーナーが機械オペレーターが誤って使用済みの切れ刃に交換することを防止
- 重切削と断続切削用「トランペット」型ホーニング刃先と連続旋削用軽ホーニング刃先の2種類の切れ刃処理いずれも、その快削能力により、工具寿命をさらに延長し、仕上げ後の表面粗さを0.2 Raまで低減
- PcBNミニチップは、4種類のインサート形状でご用意 — 3種類はひし形で、1種類は三角形 — これにより、インサートあたり最大6枚の切れ刃を実現
ケナメタルの新しいKBH10B(PcBN45%含有)とKBH20B(PcBN60%含有)のミニチップ:2種類の材種、4種類の形状、各種コーナーR、インサートあたり2倍の切れ刃
ケナメタルの新しいKBH10B(PcBN45%含有)とKBH20B(PcBN60%含有)のミニチップ:2種類の材種、4種類の形状、各種コーナーR、インサートあたり2倍の切れ刃