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INTERROLL
Interrollが新しい高性能クロスベルト・ソータを発売
2020年3月12日、スイス・サンタントニーノ:もっと高速かつ柔軟に。そして、いっそう静かに。Interrollは、新しい高性能クロスベルト・ソータMX 025Hをグローバル市場に投入し、その革新的な自動ソーティング・ソリューションの製品ラインナップを拡大します。これにより、1時間あたり最大20,000個の搬送物を処理できる新しい高性能システムが加わります。この新ソリューションなら、いっそう重く大きな荷物も仕分け可能です。そのため、厳しい仕様を求めるお客様にも、Interrollの機械式駆動による水平クロスベルト・ソータがもつ高い能力を存分に活用いただけるようになりました。
新しい高性能クロスベルト・ソータMX 025Hの搬送速度は、すでに提供しているInterrollのクロスベルト・ソータST 6160が1.8m/sであるのに対し、最高2.5m/sへと高速化しています。したがって、1時間あたり最大20,000個という速度で搬送物を処理することが可能です。同時に、この高性能クロスベルト・ソータMX 025Hは、最大50kgの荷物を搬送できます。加えて、キャリアの幅が50%も拡大し、異なる寸法の荷物を仕分けする場合の柔軟性が大きく向上しました。
この高性能クロスベルト・ソータは、保守も極めて容易で低コストに行えます。理由はたくさんありますが、なにより第一に、駆動チェーンをラバーベルトに切り替えました。そのため、潤滑の必要がありません。第二に、ベルトの交換を大幅に容易かつ迅速に行えるようにしました。ただし、十分な試験を行った結果から、たとえ24時間運転しても、このようなベルトの交換は何年も不要であることが明らかになっています。またキャリアも素早く交換でき、摩耗部品も低価格に抑えました。こうしたすべての改善点が、保守コストの大幅な抑制に貢献し、従来のクロスベルト・ソータより約50%も減少します。
機械式駆動コンセプトを採用しているため、最大の処理速度でも67dBA以下と、このソータは極めて静粛に稼働します。社内の試験センターで広範な荷重に対する耐久試験を行ったのに加え、一部のお客様にはすでに1年近くご利用いただいてきました。その実績を踏まえ、米国ジョージア州アトランタで3月9日~12日に開催の展示会MODEX 2020で一般に公開することとしました。
すでに全世界で400台以上のInterroll製自動ソーティング・システムが稼働中
「当社は本格的に高性能ソーティング分野に参入しました。そのためシステムインテグレータの皆様には、エンドユーザーに向けて、革新的でありながら同時に実証された技術を提供いただけます。さらに、当社独自の機械式駆動によるコンセプトなら、需要に応じた荷物の増加や種類の変化に、最大限の信頼性と世界市場でも類をみないほどの経済性で対応可能です」と、Interrollで製品・技術を統括する副社長のJens Strüwingは説明しています。
こうした世界市場で高い評価を受けている理由の一つが、Interroll製ソータ・プラットフォームが採用する機械設計上の基本指針です。たとえばアマゾンやDHL、FedEx、UPS、フューゴ・ボス、インディテックス(ZARA)、スイス・ポスト、オーストラリア・ポスト、中国郵政など世界中の業界トップ企業で、現在すでに400機以上のソータをご利用いただいています。これらのソータが他の競合製品と異なるのは、電子部品数を可能な限り少なく抑えている点です。この独自の設計方針によって、最大限の可用性と非常に長い寿命を確保しつつ、運用コストを最小限に抑え、短期に投資回収が行えるようにしています。
50%以上も省エネ
Interrollのクロスベルト・ソータは、ダイレクトドライブ方式で稼働するため、駆動ユニットを自由に配置できます。また、駆動システム全体で85%以上の電力効率を実現しています。さらに、冗長性を持たせた設計により、1台の駆動ユニットが不具合を起こしても、ソーティング作業が中断されることはありません。従来のリニアモータで駆動する電気的なソーティング・システムに比べて50%以上の省エネを実現することも可能です。このソータの中核を担うのが、特許技術の機械式駆動によるクロスベルト・キャリアです。さらに、モジュール式のソータ・プラットフォームとして、各ユーザーのニーズに応じてカスタマイズできる革新的なインフィード・コンベアやターミナルもご用意しています。
この高性能クロスベルト・ソータは、保守も極めて容易で低コストに行えます。理由はたくさんありますが、なにより第一に、駆動チェーンをラバーベルトに切り替えました。そのため、潤滑の必要がありません。第二に、ベルトの交換を大幅に容易かつ迅速に行えるようにしました。ただし、十分な試験を行った結果から、たとえ24時間運転しても、このようなベルトの交換は何年も不要であることが明らかになっています。またキャリアも素早く交換でき、摩耗部品も低価格に抑えました。こうしたすべての改善点が、保守コストの大幅な抑制に貢献し、従来のクロスベルト・ソータより約50%も減少します。
機械式駆動コンセプトを採用しているため、最大の処理速度でも67dBA以下と、このソータは極めて静粛に稼働します。社内の試験センターで広範な荷重に対する耐久試験を行ったのに加え、一部のお客様にはすでに1年近くご利用いただいてきました。その実績を踏まえ、米国ジョージア州アトランタで3月9日~12日に開催の展示会MODEX 2020で一般に公開することとしました。
すでに全世界で400台以上のInterroll製自動ソーティング・システムが稼働中
「当社は本格的に高性能ソーティング分野に参入しました。そのためシステムインテグレータの皆様には、エンドユーザーに向けて、革新的でありながら同時に実証された技術を提供いただけます。さらに、当社独自の機械式駆動によるコンセプトなら、需要に応じた荷物の増加や種類の変化に、最大限の信頼性と世界市場でも類をみないほどの経済性で対応可能です」と、Interrollで製品・技術を統括する副社長のJens Strüwingは説明しています。
こうした世界市場で高い評価を受けている理由の一つが、Interroll製ソータ・プラットフォームが採用する機械設計上の基本指針です。たとえばアマゾンやDHL、FedEx、UPS、フューゴ・ボス、インディテックス(ZARA)、スイス・ポスト、オーストラリア・ポスト、中国郵政など世界中の業界トップ企業で、現在すでに400機以上のソータをご利用いただいています。これらのソータが他の競合製品と異なるのは、電子部品数を可能な限り少なく抑えている点です。この独自の設計方針によって、最大限の可用性と非常に長い寿命を確保しつつ、運用コストを最小限に抑え、短期に投資回収が行えるようにしています。
50%以上も省エネ
Interrollのクロスベルト・ソータは、ダイレクトドライブ方式で稼働するため、駆動ユニットを自由に配置できます。また、駆動システム全体で85%以上の電力効率を実現しています。さらに、冗長性を持たせた設計により、1台の駆動ユニットが不具合を起こしても、ソーティング作業が中断されることはありません。従来のリニアモータで駆動する電気的なソーティング・システムに比べて50%以上の省エネを実現することも可能です。このソータの中核を担うのが、特許技術の機械式駆動によるクロスベルト・キャリアです。さらに、モジュール式のソータ・プラットフォームとして、各ユーザーのニーズに応じてカスタマイズできる革新的なインフィード・コンベアやターミナルもご用意しています。
写真(左上):Interrollの新しい高性能クロスベルト・ソータは、1時間あたり20,000個の搬送物を処理可能です。
写真(右上):キャリアの幅が50%も大きくなり、様々な寸法の荷物を仕分ける際にも柔軟性が大きく向上しました。
写真(左下):それぞれのお客様のニーズに合わせて、ターミナルをカスタマイズできます。
写真(右下):モジュール式ソータのプラットフォームとして、革新的なインフィード・コンベアもご用意しています。
写真(右上):キャリアの幅が50%も大きくなり、様々な寸法の荷物を仕分ける際にも柔軟性が大きく向上しました。
写真(左下):それぞれのお客様のニーズに合わせて、ターミナルをカスタマイズできます。
写真(右下):モジュール式ソータのプラットフォームとして、革新的なインフィード・コンベアもご用意しています。
お問い合わせ先:
Martin Regnet
グローバルPRマネージャー
Via Gorelle 3 │ 6592 Sant'Antonino │ Switzerland
+41 91 850 25 21
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