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MURATA News
第49回日本産業技術大賞 内閣総理大臣賞を受賞 業界最高水準の容量を持つ高密度小型酸化物全固体電池(二次電池
株式会社村田製作所(本社:京都府長岡京市、代表取締役会長兼社長:村田 恒夫、以下「当社」)は、開発した業界最高水準*1の電池容量を持つ全固体電池が、第49回日本産業技術大賞において最高位である内閣総理大臣賞を受賞したことをお知らせします。全固体電池の高い安全性・耐久性により、ウェアラブル機器や小型IoT製品への導入が期待され、その独創性、先進性、産業発展や社会への貢献が評価されたものです。
全固体電池について
当社の主力製品である積層セラミックコンデンサや多層デバイスなどで培ったプロセス技術と、最先端の電子部品を開発する中で蓄積した多様な材料技術を組み合わせて開発しました。一般的な電池で使用する電解液の代わりに、酸化物セラミックス系電解質を使用したことで、「燃えない」「熱に強い」特性を有しています。
小型かつ高エネルギー密度を実現し、過酷な環境下でも高いパフォーマンスを発揮する本製品は、これまで実現が難しかったウェアラブル機器のさらなる小型化や信頼性の向上に貢献します。また、従来のリチウムイオン二次電池と比べ、優れた安全性・耐久性を実現しているため、特に高い安全性が要求され、長時間の利用が前提とされるワイヤレスイヤホンなどのヒアラブル機器*2や広がりをみせるIoT社会の多様なニーズに対応し、豊かな社会の実現に貢献していきます。
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