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08
'12
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HMS Industrial Networks AB
新ネットワークプロセッサAnybus NP40
新たなHMSのテクノロジーが、高性能アプリケーションでの高いネットワーク接続性実現します。
フレキシビリティ：１つのハードウェア・プラットフォームで、あらゆるネットワークへ対応
NP40は、すべての主要な産業用イーサネットとフィールドバス・ネットワーク単純に各ネットワークの対応した既存のフォームウェアをダウンロードするだけで、単一のハードウェアで複数の異なるネットワークへのアクセスが可能です。単純に各ネットワークの対応した既存のフォームウェアをダウンロードするだけで、単一のハードウェアで複数の異なるネットワークへのアクセスが可能です。この新技術により、デバイスメーカ様は、通信インターフェイスを製品に組み込み、その後、製品をエンドユーザーへ出荷する前に、必要なファームウェアをダウンロードするだけなので、間違いなく開発投資を最小化することが可能です。
パフォーマンス：高度なアプリケーションに向けて ― モーション・同期制御が実現
NP40では、待ち時間は数マイクロ秒といった非常に短いものとなります。実質的に、同期性やモーション・プロファイルを要する高性能アプリケーションの維持を可能にしているホストAPIと、ネットワークの間の「zero delay」が可能になります。
HMSのCOO、Jörgen Palmhagerは次のように話します。「いまや産業用イーサネットはさらに高い性能と新しいアーキテクチャを求めている、ということをこの数年にわたり当社は肌で感じてきました。新たに登場する産業用イーサネットは、ますます、状況に応じた特殊化がなされるようになっており、ネットワークプロセッサにも、さまざまなネットワークやプロトコル間の「翻訳」的処理を行うといった、多く要求がなされるようになっています。そこで、HMSのNP40では、パワフルなARM Cortex M3コアとFPGA（フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ）ファブリックを同じチップ上に一体化しました。これにより、ハードウェア/FPGAでの高速データ転送およびリアルタイム同期が可能となりました。ユーザの皆様は、こうしたNP40の技術から両者それぞれのもっとも優れた点を享受できるでしょう。なにしろ、要求の厳しいアプリケーションに必須な速度と精度、さらには、単に新しいファームウェアをダウンロードするだけで様々なネットワークへ対応可能な柔軟性が得られるのですから。また、このソリューションはMicroSemi社のSmartFusion技術に基づいたものですが、HMSでは産業通信用RTATM (Real Time Accelerator)といった独自のブロックへとまとめあげました」。
NP40内部に秘められた技術
Anybus NP40は、高性能ARMコアとFPGAファブリックを内蔵するシングルチップのネットワークプロセッサです。ARMコアはプロトコルとアプリケーションスタックを運用し、一方、FPGAファブリックは様々なリアルタイム・イーサネット・インターフェイスの実装に用いられています。このFPGAファブリックには、リアルタイム・スイッチが組み込まれており、PROFINET IRTやPowerlink、EtherCAT、Sercos IIIといったリアルタイム・ネットワークにおける同期のとれたサイクリック伝送をサポートします。また、このネットワークプロセッサはフラッシュ・ベースであることから、種々の異なる産業用イーサネット・ネットワークに応じて再プログラムできます。
NP40はMicrosemi Inc.社が提供する技術をもとに構築されており、そのアーキテクチャでは、性能・省エネ・フレキシビリティのシングルチップ内での両立を企図しました。
製品の発売について
NP40は、すでに試験的導入がなされ、産業用デバイスのネットワーク接続に力を発揮しています。そして、この秋には、ドイツでのSPS/IPC/DrivesやアメリカでのRockwell Automation Fairといった展示会への出品を予定しています。また、2013年のうちには、Anybus組込みソリューションを構成するものとして、幅広いリリースを行ってゆきます。
NP40と共に、Anybusのプロトコルやアプリケーション・ソフトウェアと共に、シングルチップ上に複数のネットワークへアクセス可能なソリューション、Anybus CompactCom 40 リーズを造り上げていきます。
