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オン・セミコンダクター、Veridifyの技術を用いたセキュアなエンドツーエンドのBluetooth® Low Energyソリューションを提供開始

VeridifyのISO26262ASIL D認証済みセキュリティツールによって強化された、Bluetooth 5 RSL10 無線SoCで提供される低電力コネクティビティ.

オン・セミコンダクター、Veridifyの技術を用いたセキュアなエンドツーエンドのBluetooth® Low Energyソリューションを提供開始

高効率エネルギーへのイノベーションを推進するオン・セミコンダクター(本社 米国アリゾナ州フェニックス、Nasdaq: ON)は、業界で最も低電力なFlashベースのBluetooth® Low Energy無線システムオンチップ(SoC)である同社のRSL10 向けに、 Veridify Security 社(以下、Veridify)の公開鍵(パブリックキー)セキュリティツールが利用可能になったことを発表しました。VeridifyのツールはCMSIS-Packで利用でき、開発者が使い慣れた高速な実装手順を提供して、デバイス間の認証、データ保護、セキュアなファームウェア更新などの重要なセキュリティ機能で、開発者それぞれのRSL10ソリューションを保護します。

RSL10 無線 SoC ファミリは、AES-128 暗号化ハードウェアブロックを含む内蔵のセキュリティ機能と、潜在的な侵入者に対してデバッグインタフェースをロックし、 IPを保護する機能を提供します。これらの「オン・プロセッサ」機能は、Veridifyのテクノロジーで補完され、フィールド内のデバイス間の識別、認証、データ保護を可能にします。RSL10 無線 SoC は、Veridifyの公開鍵ツールを実行して、署名された公開鍵を交換し、公開鍵の所有者を認証し、一時的な相互共通秘密を作成して、この共有秘密を AES128 エンジンで使用して、デバイスとそのユーザ間のデータを暗号化します。

RSL10のように Veridifyのツールを実行しているデバイスは、DOME、Veridifyのゼロタッチオンボーディング、ブロックチェーン所有権の管理、登録ソリューションの利点を活用できます。Veridifyのセキュリティソリューションは、ISO26262ASIL Dの認定済みで、コードフットプリントが非常に小さく、RSL10 の Arm® Cortex®-M3 プロセッサで実証されているように、ソフトウェアのみで実装できます。Veridify ツールで構築されたセキュリティプロトコルは、従来の方法より何倍も高速に実行されます。たとえば、RSL10の認証プロトコルは通常28ミリ秒未満で実行され、RSL10が提供する省エネルギーの効果を補完しています。Veridifyで構築されたソリューションは、産業、スマートビルディング、メディカル、自動車、コンシューマの各分野におけるモノのインターネット(IoT)のエッジ・アプリケーションに最適です。

オン・セミコンダクターで 、IoT ビジネスの責任者を務めるワイレン・ペレラ(Wiren Perera)は、次のように述べています。「電力消費とセキュリティは、IoTエッジノードのメーカーにとって重要な優先事項です。RSL10 無線 SoCが有している優れた性能をVeridifyのテクノロジーで強化することで、IoTメーカーにセキュアなエンドツーエンドのソリューションを提供できることを嬉しく思います」

Veridifyで、最高経営責任者 (CEO) を務める Louis Parks 氏は次のように述べています。「RSL10は、豊富な機能セットと業界トップクラスの超低消費電力により、セキュアなワイヤレスアプリケーションを提供するための、優れたプラットフォームです。当社は、オン・セミコンダクターとの協業により、通常ははるかに大規模なプロセッサでのみ利用可能なセキュリティ機能を使用して、容易に実装できる堅牢なセキュリティソリューションが実現できたことを嬉しく思います。オン・セミコンダクターの支援に感謝するとともに、今後もさらなる革新的なセキュリティソリューションをお客さまに提供してまいります」

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