ABB、中国国際工業博覧会(CIIF)にて、製造と医療・ヘルスケアのインテリジェント化を加速するソリューションを発表

業界をリードする新IRB 1300ロボット、調剤自動化ロボットシステム、自動車分野最先端のPixelPaintソリューションは、急速に変化するビジネス環境において柔軟性を加速させます。

ABBは、2020年中国国際工業博覧会（CIIF）で、お客さまの柔軟性を高め、製造業の外見を根本的に変える重要なトレンドに対応するために、最先端のデジタルおよびロボティクス自動化製品、ソリューション、サービスを幅広く展示します。

ABBのロボティクス＆ディスクリート・オートメーションビジネスエリアのプレジデント、サミ・アティアは「自動化が今ほど重要な時代はありません。私たちは、テクノロジーの限界を押し広げ、お客さまが急速に変化するビジネス環境に適応できるように、十数種類のロボット製品およびソリューションを提供し、幅広い産業に活力を与え、変革をもたらしています」と語りました。「中国で設計、製造されたIRB 1300は、当社のロボットポートフォリオに加わった最新の製品であり、お客さまの柔軟な製造業への移行を支援するために、ABBがどのように革新を進めているかを示す好例です」

ABBの新しいIRB 1300ロボットは、クラスをリードする可搬重量とリーチ、軌跡精度を、より速く、より小型なパッケージで提供します。生産性と生産ラインの柔軟性を高めるために設計されたIRB 1300は、重量物や複雑な形状や不規則な形状のワークを迅速に持ち上げることができる、より高速でより小型なロボットへのお客さまの需要にお応えすることができます。60％軽量で、フットプリントが83%小さく、サイクルタイムが27%速い*この6軸産業用ロボットは、電子機器、一般産業、食品・飲料、物流、Tier1自動車生産などの高負荷アプリケーションに対応できるリーチと可搬重量を備えています。

「今日、中国はロボティクスと自動化の世界的な原動力となっています。中国の新たな経済発展モデルと新たなインフラの推進により、新エネルギー自動車、5Gや家電、物流、食品・飲料、医薬品、教育、そしてロボットが大きな可能性を秘めているヘルスケアなどの分野など、多くの業界で新たな機会を模索することが可能になりました」とABB中国の会長であるチャンヤン・グーは述べています。「今年のCIIFショーでは、未来の病院、未来の工場、そして未来の自動車製造に向けたより柔軟なアプローチを可能にする当社のビジョンを紹介できることを嬉しく思っています」

未来の病院 ：ABBは、未来の病院のためのビジョンを提示しています。病院のための調剤自動化ロボットシステムと、YuMi^®協働型双腕ロボットが、ピペッティング、液体処理、調合、微生物培養タスクの範囲で研究室のスタッフと一緒に作業することができる医療研究室向けの協働セルを実証しています。

上海第七人民病院と共同開発したABBの柔軟な調剤自動化ロボットシステムは、ABBのMiniLoadロボットと3Dビンピッキングソリューションをベースにした病棟調剤作業向けの院内物流ロボットソリューションです。

設置環境の要求に合わせて高度にモジュール化され、拡張可能なロボット調剤薬局は、最大2人の薬剤師の仕事量を処理することができます。薬の保管、取り出しはIRB 2600を使用したMiniLoadロボットシステムで行い、3DビジョンとAI技術を搭載したIRB 1200が処方箋に応じた薬の仕分け、調剤を行います。また、このシステムはABBのAbilityデジタルプラットフォームと完全な互換性を持ち、専用の医薬品保管管理システムにより、お客さまの調剤薬局管理を支援し、医薬品のトレーサビリティを100%保証します。



ABBのPixelPaintインクジェット技術は、オーバースプレーを排除することで、自動車を50%速く塗装することができ

未来の自動車：ABBは、自動車用電子機器の組立て、品質検査、革新的な新Pixel Paintソリューションなど、自動車産業向けのインテリジェントな製品や技術を数点展示しています。インクジェットを使用してオーバースプレーを排除し、ツートンカラーの塗料と個別のデザインをマスキングや除去作業をせずに1回のパスで塗装することができるため、カスタマイズ塗装を50%速く、より持続可能なものにしています。

未来の工場：ABBは、パフォーマンスを向上させ、従来の産業におけるDX（デジタルトランスフォーメーション）の加速を支援するために設計されたデジタルソリューションを展示しています。ABBのデジタルエクスペリエンスセンターを訪問すると、ABB Abilityがどのようにしてお客さまのデータを安全に統合し、より広範な業界データと組み合わせ、ビッグデータと予測分析を適用し、パフォーマンスと生産性の向上を促進するのに役立つ洞察を生成できるかを知ることができます。

ABBの中国事業発展のための次のステージは、上海に建設中である、ロボット製造を担う「未来の工場」への投資ですでに進行中です。最先端の製造、自己学習マシン、デジタルおよび協働ソリューションを組み合わせたこの工場は、自動化の限界を押し広げ、フレキシブルな製造を次のレベルに引き上げることができるでしょう。世界で最も先進的で自動化された柔軟なロボット工場となる生産・研究施設は、2021年にオープンする予定です。

ABBはまた、2020年10月1日付で、ルイ・リャンをABB中国のロボティクスディビジョン責任者に任命したことを発表しました。 リャンは、一時的に同職に就いていたDr.チャンヤン・グーの後任となります。 Dr. グーは引き続きABB中国の会長の役割を務めます。 リャンはABBに17年以上勤務しており、現在はロボティクス・エレクトロニクス・ビジネスラインのマネージング・ディレクターを務めています。

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