www.engineering-japan.com
ABB News

ABB産業用ロボット向けにウィザードイージープログラミングソフトウェアを拡大 

 ABBは、プログラミングを簡易化するツールを既存の産業用ロボットにも拡大し、専門的なトレーニングを受けなくてもロボットの設置、プログラミング、操作を簡単にできるようにしました.

ABB産業用ロボット向けにウィザードイージープログラミングソフトウェアを拡大

ABBは、産業用ロボットIRB 1100用のウィザードイージープログラミングソフトウェアを発売しました。これにより、初めてのユーザでも、専門的なプログラミングスキルやABBのプログラミング言語であるRAPID言語への知識がなくても、ロボットの自動化を生産ラインに導入できます。

シンプルなグラフィカルブロックをベースにしたウィザードイージープログラミングは、専門家ではない人でもアプリケーションの自動化を簡単に行うことができます。ブロックは「移動」「オブジェクトのピック」「動作の反復」などの動作を表現しており、ロボットが実行する一連の単純なプロセスを簡単かつ直感的に構築することができます。また、エラー処理のための機能もあり、初心者のプログラマー が衝突などのエラーを解決できるようになっています。

ウィザードイージープログラミングを使えば、ロボットを数分で稼働させることができます。プログラミングプロセスは、必要なブロックをABB FlexPendant上にドラッグ&ドロップするだけに短縮され、ユーザは結果をすぐに確認し、必要に応じてロボットの動作を調整することができます。これらのブロックをリンクさせることで、ロボットプログラミング言語の知識がなくても、マシンテンディングや組立てなどのアプリケーション用に完全なプログラムを構築することができます。

Single-arm YuMi®ですでに利用可能 なABBのウィザードイージープログラミングソフトウェアは、無料で利用可能で、アドオンとしてインストールでき、すべての新しいIRB 1100のFlexPendantに事前に組み込まれます。ウィザードは、将来的には他のABB産業用ロボットでも利用できるようになります。

「幅広い作業を簡単にプログラミングできるロボットに対する産業界からの需要が高まっているため、ABBはウィザードイージープログラミングの機能を拡張し、IRB 1100を皮切りに小型産業用ロボットをサポートします」とABBロボティクスの製品管理責任者であるAntti Matinlauriは述べています。「人々はスマートフォンやその他のコンシューマテクノロジーの簡単なユーザインターフェースに慣れ親しんでいます。私たちのウィザードイージープログラミングツールは、このコンセプトを用いて産業用ロボットのプログラミングの手間を省き、誰もがロボットを使えるようにするための一歩を踏み出しました」

より専門的なプログラミングのニーズがある企業のために、特定のタスクを実行するための新しいブロックを作成することもできます。これは、ABBのスキルクリエータという、ABBまたはそのパートナーが標準のRAPIDプログラミングルーチンをプログラマーではない方でもすぐに使用可能なウィザードブロックに変換するために使用できるソフトウェアで達成できます。スキルと呼ばれるカスタムブロックは、特殊なグリッパやビジョンアプリケーションを制御するために作成することができます。

www.new.abb.com

  さらに詳しく…

LinkedIn
Pinterest

フォロー(IMP 155 000フォロワー)