ローデ・シュワルツから、最高周波数67 GHzに対応の新しいR&S ZNAベクトル・ネットワーク・アナライザが登場

ローデ・シュワルツが、世界初の完全タッチ操作によるベクトル・ネットワーク・アナライザR&S ZNAを発売してから2年が経ちました。今回新たなモデルを投入して、最高50 GHzと67 GHzまでの周波数域をカバーします。

R&S ZNAは、広いダイナミックレンジや極めて低いトレース・ノイズなど優れたRF性能とともに、完全タッチ操作によるユーザーフレンドリなGUIを備えています。この独自のハードウェア・プラットフォームは、最大4つの位相コヒーレント信号源を内蔵するのに加えて、第2の内蔵ローカル信号源あるいはミキサ測定用の追加信号源として利用できる5番目の信号源も内蔵可能です。また、完全に並列測定できる最大8台のレシーバを組み合わせると、R&S ZNAのハードウェア・アーキテクチャは部品やモジュールなどの要求の高い測定に最適となります。

R&S ZNAは、最先端の研究開発に従事するエンジニアの皆様に最適な製品です。50 GHzおよび67 GHz対応の新しいR&S ZNAモデルなら、レーダーや送受信モジュールの特性評価が行えるほか、アンテナの測定、さらにはダウンコンバータの特性評価といった衛星通信アプリケーションにも対応でき、航空宇宙産業防衛産業での活用も見込めます。さらに、多彩なトリガ機能を含め、パルスの生成と測定の両方に対応した汎用な機能も備えています。同アナライザは、最初の発売以来、アップデートを重ねながら、ダイレクト・ソース・モニタ・アクセスなど新しい機能を追加し、衛星通信用ダウンコンバータなどの高利得な機器でも高精度な測定ができるようになっています。

ローデ・シュワルツのミリ波コンバータと組み合わせれば、研究開発の現場において最高67GHzの差動伝送路でのハイエンドなシグナル・インテグリティ測定を実現できることが、新しいR&S ZNAモデルの強みの一つです。また、内蔵のディエンベディング・ソリューション（ISD、SFD、DELTA-L、EZD）を合わせて使うと、R&S ZNAによって高速データ送信用PCBの回路構造の特性評価が行えます。フィクスチャやリード・イン/アウトの影響を測定結果から除くこともできます。

R&S ZNA は5G周波数帯をカバーするほか、ローデ・シュワルツのミリ波コンバータを組み合わせれば6Gの周波数帯にも対応でき、LNA（低ノイズ増幅器）やフィルタ、アンテナ、ミキサなど能動および受動部品の研究開発に向けた将来性の高いソリューションとなります。また、ローデ・シュワルツのOTA試験ソリューションを用いたOTA（over-the-air）テストでは、同アナライザの優れたダイナミックレンジをいっそう有効に活用できます。R&S ZCxxxシリーズのミリ波コンバータを使えばTHz域へと周波数を拡張でき、オン・ウェハデバイスの特性評価や6G部品とモジュールのアンテナ測定などで、広いダイナミックレンジと出力が実現します。

新しいR&S ZNA50およびR&S ZNA67モデルは、ローデ・シュワルツからご購入いただけます。詳しくは、https://www.rohde-schwarz.com/product/znaをご覧ください。

お問い合わせ：
欧州（本社）：Christian Mokry（電話：+49 89 4129 13052、email：This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.）
北米：Tomas Berghall（電話：+1 503 5239489、email：This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.）
アジア太平洋地域：Wen Shi Tong（電話：+65 6 307-0029、email：This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.）

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