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アンバレラ社、ルメンタム社、オン・セミコンダクター、次世代 AIoT デバイス向け AI 処理ベースの 3D センシングで連携

生体認証アクセスコントロール、3D 電子キー、インテリジェントセンシングを垂直展開した 業界初のアプローチによる、新たに設計された共同のリファレンスデザインを提供。

アンバレラ社、ルメンタム社、オン・セミコンダクター、次世代 AIoT デバイス向け AI 処理ベースの 3D センシングで連携

アンバレラ社(Ambarella, Inc.、本社 米国カリフォルニア州サンタクララ、NASDAQ: AMBA)と、革新的な光学・フォトニック製品の設計・製造で市場をリードするルメンタム社(Lumentum、本社 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ: LITE)、および CMOS イメージセンサ・ソリューションの主要プロバイダーであるオン・セミコンダクター(本社 米国アリゾナ州フェニックス、NASDAQ: ON )は、米国時間2021年5月26日、垂直方向に渡る AioT デバイスの展開を加速する 2 種類の新しい共同リファレンスデザインを発表しました。これらのリファレンスデザインは、この 3 社が以前に開発した非接触アクセスシステム向けの共同ソリューション上に構築したものです。

アンバレラ社の AI SoC を使用して、ルメンタム社の高性能 VCSEL アレイイルミネーターから得られるデータとオン・セミコンダクターのイメージセンサから得られるデータを組み合わせることで、生体認証によるアクセスコントロール、3D 電子キー、その他のインテリジェントなセンシングアプリケーション向けの次世代 AioT デバイスにおいて、より高精度で、よりインテリジェントな意思決定を実現できます。

これらの新しいリファレンスデザインは、もともと生体認証や電子キーを対象としていますが、スマートシティ、スマートビルディング、スマートホーム、インテリジェントヘルスケアのニーズにも対応できます。さらに、これらの共同ソリューションが提供する高レベルのインテグレーションにより、システムの消費電力と熱設計要件が大幅に低減され、製品のフォームファクターを大幅に小さくすることができます。

アンバレラ社の社長兼 CEO を務めるフェルミ・ワン(Fermi Wang)氏は、次のように述べています。「アンバレラのビジョンは、AI 処理と 3D およびビジョンセンシングを組み合わせて、アンビエント・インテリジェント(環境知性的)な未来を創造することです。ルメンタム社およびオン・セミコンダクター社とのこのコラボレーションは、AI と IoT の融合をさらに進め、新世代のアクセスコントロールシステムを実現するとともに、新しいカテゴリーのアンビエントセンシング製品を生じさせるでしょう。これらはすべて、人々とインテリジェントかつ目立たないように相互作用する AI ビジョンプロセッサを使用したセンサの融合によって実現され、進化し続けるニーズに対応します」

ルメンタム社のシニア・バイスプレジデント兼3D センシング担当ジェネラルマネージャを務めるテア・ウィリアムズ(Téa Williams)氏は、次のように述べています。「私たち三社の新しい共同ソリューションは、生体認証による入退室管理や電子キーを始めとする、さまざまなアプリケーションにまたがる AioT デバイスの精度を大幅に向上させ、人を認識し、直接的なヒューマンインタフェースを必要とすることなく、そのニーズを予測することを可能にします。これらのアプリケーションの多くは、3D センシングを活用して、意思決定を改善するための新たな次元のデータ入力を行います。例として、より高解像度の VCSEL ベースのスポット照明を使用することで、より長い検出範囲とより高精度の顔認識が可能になります。

これらの共同ソリューションで使用されている、ルメンタム社のフィールド障害ゼロの業界をリードする高性能 VCSEL アレイは、新しいアプリケーションを推進し、3Dセンシング機能を備えた AioT デバイスの夢の実現に貢献しています」

オン・セミコンダクターのインダストリアル&コンシューマー・センサ部門(Industrial and Consumer Sensor Division、ICSD)グループでバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャを務めるジァンルカ・コッリ(Gianluca Colli)は、次のように述べています。「イメージセンサは、インテリジェントなセンシングデバイスの目の役割を果たします。より遠くを詳細に見ることができるイメージセンサの能力は、AIoT デバイスにおける AI プロセッサの意思決定のために、著しく多くの情報を提供します。業界をリードする当社の RGB-IR センサ技術と、アンバレラの AI ビジョン SoC の高度な ISP 機能を組み合わせることで、可視光と IR の両方の画像を同時にデバイスに取り込むことができます。この第 2 世代の共同ソリューションでは、お客様からのフィードバックを活用して、当社の RGB-IR イメージセンサの解像度を4倍の 4K (8MP)にしました」

3 社が共同で開発した新しい AIoT ソリューションは、2 つのリファレンスデザインと追加の 3D センシング開発キットで構成されており、それぞれが AI 処理、3D デプスセンシング、ビジョンセンシングの組み合わせに対するアプリケーション特有の要求に対応するように、それぞれユニークに構成されています。

  • Vision+ リファレンスデザインは、次世代のバイオメトリック・アクセスコントロール・リーダーをターゲットとしており、AioT 業界で初めて、RGB-IR 技術をベースとしたシングルカメラによる 940nm ストラクチャードライト(構造化光)センシングを行う4Kソリューションです。また、デプス(深度)処理、AI 処理、ビデオ処理をワンチップで実現した初のソリューションです。アンバレラの CV22 CVflow® AI ビジョンプロセッサをベースに、ルメンタム社の VCSEL 技術を用いたシングルカメラ構造化光センシング(2メートルの距離)と、オン・セミコンダクターの4K(8MP) RGB-IR CMOS イメージセンサを搭載しています。
  • Saturn リファレンスデザインは、商業施設や住宅向けの次世代スマート電子ドアロック(eLock)をターゲットにしており、AioT 業界で初めて、シングルカメラの構造光センシングと高速起動のビデオ処理の両方に AI 処理を統合しています。アンバレラの CV25 CVflow AI ビジョンプロセッサをベースに、ルメンタム社の VCSEL テクノロジーを採用した構造化光カメラと、オン・セミコンダクターの 2MP RGB-IR イメージセンサ「AR0237CS」を搭載しています。
  • アンバレラ社の CV2 シリーズ CVflow AI ビジョンプロセッサ搭載開発キットは、インテリジェントなセンシングアプリケーションをターゲットとしており、あらゆる業種に対応しています。現在、ルメンタム社の最先端 VCSEL アレイを搭載した ToF センサアダプタを搭載できます。また、オプションで 4K RGB-IR イメージセンサアダプタも用意されています。

アンバレラ社の AI ビジョンプロセッサ「CVflow」用のオープン・ソフトウェア開発キット(SDK)により、サードパーティのアプリケーションを容易に統合できるとともに、機器メーカーは 1 つのプラットフォームで異なる地域の要件(例えば、異なる地域で異なる AI アルゴリズムを使用する場合など)に対応できます。さらに、この堅牢な Linux ベースの SDK は、エッジセンシングデバイスの機能を拡張し、製品開発を簡素化し、市場投入までの時間を短縮します

  • カスタムアプリケーション開発の機能
  • 構造化光や ToF など、さまざまな 3D モダリティのサポート。 ユニークな能力として、アンバレラの SoC は、専用のデプスプロセッサやホストプロセッサを必要とせず、3D センシング処理を1つの SoC で実現
  • カメラデバイスに搭載された高い AI 推論能力により、複数のニューラルネットワーク(NN)を同時に実行可能
  • ディープニューラルネットワーク(DNN)の開発と移行をサポートする堅牢な AI ツール
  • ハイダイナミックレンジ(HDR)や低照度シナリオなど、困難なシーンに対応する統合 ISP
  • お客様のアプリケーションを実行する Arm® プロセッサを内蔵
  • セキュアブート、暗号化キーを保存するための OTP、暗号化キーを安全に比較するための Arm TrustZone テクノロジーなど、統合されたセキュリティハードウェア
  • システム設計を容易にする豊富なペリフェラルインタフェースをサポート

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