ケイデンスとUMC、先進コンシューマー、5G、車載設計向け 22ULP/ULLリファレンスフローの認証に関して協業
超低消費電力デザインをサポートする先進的なインプリメンテーションおよび サインオフテクノロジーを提供するケイデンスのデジタル設計フルフローの導入が容易に。
ケイデンス・デザイン・システムズ社(本社 米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下、ケイデンス )および世界的な半導体ファウンドリであるUnited Microelectronics Corporation (以下UMC)は、7月12日(米国現地時間)、ケイデンスのデジタル設計フルフローを最適化し、UMCのコンシューマー、5G、車載設計向け22ULP/ULLプロセステクノロジー向けの認証を取得したことを発表しました。超低消費電力デザインの先進的インプリメンテーションおよびサインオフテクノロジーを搭載した本フローにより、最高品質のデザイン、テープアウトへの最速パスを実現可能です。
UMCの22ULP/ULLプロセステクノロジーに向けて最適化されたケイデンスのデジタル設計フルフローには、Innovus Implementation System、Genus Synthesis Solution、 Liberate Characterization、Quantus Extraction Solution、Tempus Timing Signoff Solution、Litho Physical Analyzer、Physical Verification Systemが含まれます。22ULP/ULL上で開発されるデザインを可能とする主要な機能は以下の通りです:
- クラス最高のデザインインプリメンテーションおよび最適化エンジン: RTLからGDSII出力まで完全統合されたエンジンにより、PPA (Power, Performance, Area) 目標を達成し、市場投入までの期間を短縮します
- 最適なサインオフ収束: 配置配線、タイミングサインオフ、フィジカル検証、IRドロップ/パワーサインオフ機能が完全統合された唯一のデジタル設計フルフローを提供します。これにより、これまでにない最終デザインクロージャーを最小のイタレーションで実現し、先端プロセスノード製品にタイムリーな提供を促進します
- 低消費電力スタンダードセルライブラリー開発およびキャラクタライゼーション: UMCは現在のライブラリーキャラクタライゼーションツールを、Cadence Liberate Characterization に置き換えました。このツールは広範なデジタル設計フルフローの基盤であ
UMC社コメント
Y.H.Chen氏 (Director of the IP Development and Design Support Division)
「当社の 22ULP/ULLプラットフォームは、消費電力や漏れ電流を重視するコンシューマーアプリケーション向けチップおよび長時間のバッテリー駆動を必要とするウェアラブル製品に最適です。我々はケイデンスと協業することにより、最新プロセステクノロジーおよびケイデンスのロバストなデジタル設計フルフローへのアクセスを提供しています。お客様は厳格なデザイン要件を満たし、デザインおよび生産性に関する目標を達成することが可能になります。」
ケイデンス・コメント
Kam Kittrell (Senior product management group director in the Digital & Signoff Group)
「今回のUMCとの協業を通じ、両社のお客様は、今回認証を受けたケイデンスのデジタル設計フルフローおよびUMCの22ULP/ULL低消費電力テクノロジーを容易に導入することが可能になりました。これにより、設計をすぐに開始することができます。今回の認証により、UMCのお客様は、合成、配置配線、サインオフ機能を備えた最も高度な低消費電力ツールを利用することで、自信を持って革新的なアプリケーションを設計することが可能になります。」
ケイデンスのデジタル設計フルフローは、設計クロージャーへの最速パスおよび予測性の高い設計フローを提供します。ケイデンスのIntelligent System Design戦略を支え、卓越した先端プロセスノード上で開発されるシステムオンチップ (SoC)の 設計を可能にします。
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