www.engineering-japan.com
Toshiba News

家庭用電気製品の省電力化に貢献する1350 V/30 A定格のディスクリートIGBTを加えラインアップ拡充:GT30N135SRA

当社は、AC200 V入力の電圧共振回路を使用したIHクッキングヒーターやIH炊飯器、電子レンジなどの家庭用電気製品向けに、1350 V耐圧/30 A定格のディスクリートIGBT「GT30N135SRA」を製品化し、ラインアップを拡充しました。

家庭用電気製品の省電力化に貢献する1350 V/30 A定格のディスクリートIGBTを加えラインアップ拡充:GT30N135SRA

新製品GT30N135SRAは、コレクタ電流定格30 A[注1]とし、既存製品GT20N135SRAと比べて1.5倍拡張しました。これにより、制御容量も大きくなり2400 Wまで使用可能です。また、コレクター・エミッター間飽和電圧を標準1.65 V[注2]へ、ダイオード順電圧を標準1.75 V[注3]へそれぞれ低減し、導通損失を低減しました。ターンオフ損失と合わせて損失の低減が可能です。

短絡電流の抑制は、既存製品と同様に飽和電流を抑えて実現しました。機器の起動時に発生する共振コンデンサーの短絡電流を抑制できます。短絡電流のピーク値は、既存製品と同様に約40 %低減し、非繰り返しピークコレクター電流を260 A以下に抑えています。

GT30N135SRAは、既存製品と同じコンセプトを踏襲し、導通損失の削減による機器の省電力化、短絡電流の抑制を実現しています。

[注1] @Tc=100 °C
[注2] @IC=30 A、VGE=15 V、Ta=25 °C
[注3] @IF=30 A、VGE=0 V、Ta=25 °C


応用機器
家庭用電気製品の電圧共振専用

  • IH炊飯器
  • IHクッキングヒーター
  • 電子レンジなど

新製品の主な特長

  • 第6.5世代RC構造 (ダイオード内蔵)
  • コレクター・エミッター飽和電圧が低い : VCE(sat)=1.65 V (typ.) @IC=30 A、Ta=25 °C
  • ダイオード順電圧が低い : VF=1.75 V (typ.) @IF=30 A、Ta=25 °C

新製品の主な仕様
(特に指定のない限り、@Ta=25 °C)


家庭用電気製品の省電力化に貢献する1350 V/30 A定格のディスクリートIGBTを加えラインアップ拡充:GT30N135SRA

[注4] 新製品
[注5] @IC=20 A、VGE=15 V、Ta=25 °C
[注6] @IF=20 A、VGE=0 V、Ta=25 °C

内部回路構成図

家庭用電気製品の省電力化に貢献する1350 V/30 A定格のディスクリートIGBTを加えラインアップ拡充:GT30N135SRA

応用回路例

家庭用電気製品の省電力化に貢献する1350 V/30 A定格のディスクリートIGBTを加えラインアップ拡充:GT30N135SRA

注 : この応⽤回路例は参考例であり、量産設計に際しては⼗分な評価を⾏ってください。また、⼯業所有権の使⽤の許諾を⾏うものではありません。

www.toshiba.com

  さらに詳しく…

LinkedIn
Pinterest

フォロー(IMP 155 000フォロワー)