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ユーブロックス、産業および屋内測位アプリケーション向けの超小型で多機能なBluetooth Low Energy SiPを発表

最大動作温度105℃、Bluetooth Long Range、Thread、Zigbee、およびBluetoothの方向検知機能を搭載した『ANNA-B4』。

ユーブロックス、産業および屋内測位アプリケーション向けの超小型で多機能なBluetooth Low Energy SiPを発表

スイスのu-blox AG(日本法人:ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表入山鋭士)は、超小型で多機能なBluetooth 5.1システムインパッケージ(SiP)、『ANNA-B4』(アンナビーフォー)を発表しました。ANNA-B4は、スマート照明ネットワークや産業用サーキット・ブレーカーといった過酷な環境のアプリケーションのほか、製造現場、倉庫、病院、スマートシティーの屋内測位のユースケースを対象としています。

統合アンテナを含め6.5×6.5mmサイズのANNA-B4は、Nordic nRF52833チップセットの機能セットとユーブロックスのチップセットおよびモジュール設計の専門知識を組み合わせて、コンパクトでパワフルなコンポーネントに仕上げました。このSiPは、Bluetoothメッシュ、Long Range、方向検知、ThreadとZigbeeをサポートし、最大動作温度は105℃、グローバル認証を取得済みです。

1つのSiP、2つのバリエーション
ANNA-B4は2つの製品バリエーションで提供されます。ANNA-B412(*1)は、業界標準のATコマンドに基づく使いやすいu-connectXpressコマンドAPIを搭載し、市場投入までの期間短縮を実現します。セキュア・ブートを含む優れたセキュリティ機能は、認証および承認されたファームウェアとアップデートのみをデバイスで実行できるようにすることで、悪意のある攻撃を防ぐのに役立ちます。

ANNA-B402(*2)は、カスタム・アプリケーション向けのパワフルなオープンCPUアーキテクチャを備え、ZigbeeおよびThreadワイヤレス通信プロトコルを追加でサポートします。このモジュールにより、複数のワイヤレス・プロトコルを介した同時通信が可能になるだけでなく、製品開発者はこのモジュール1つで、Bluetooth Low Energy、ZigbeeまたはThreadを使用するソリューションを構築できます。

定着化したユースケースにも新しいユースケースにも適合
ANNA-B4は、メッシュ技術を用いた環境光センサーや存在検知に応じて光量を調節するスマート照明ネットワークなど、すでに定着化しているユースケースに最適です。

ANNA-B4は小型で低消費電力であり、さらに重要な点として、タグが付けられたモバイル資産の位置を屋内で正確に特定できるBluetooth方向検知をサポートしています。屋内資産追跡ソリューションは、これらのメリットを活用した多数の新しいアプリケーションで形成されます。屋内資産追跡は、スマートビルディング、工場、病院、倉庫など、さまざまな環境で注目を集めています。

「ANNA-B4は、過酷な産業環境におけるアプリケーションの実現に絶大な効果があります。高性能アンテナ搭載ながら小型で最新のBluetooth技術を搭載、ThreadとZigbeeのサポート、最大105℃の動作温度により、幅広い市場セグメントのアプリケーションを実現させます」と、ユーブロックスの製品戦略(近距離無線)部門のLen Albertsson(レン・アルバートソン)は述べています。

ANNA-B4のエンジニアリング・サンプルの提供開始は2022年1月を予定しています。

*1: https://www.u-blox.com/product/anna-b412-module
*2: https://www.u-blox.com/product/anna-b402-module

www.u-blox.com
 

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