オンセミ、PCIM 2022でエネルギー効率の高いソリューションを紹介

USB-Cパワーバンドル、第7世代1200V IGBTとダイオード、初のTOLLパッケージ650V SiC MOSFETデバイスにより、高効率なパワーソリューション設計を容易に実現。

インテリジェントなパワーおよびセンシン グ技術のリーディング・サプライヤであるオンセミ（onsemi、本社　米国アリゾナ州フェニックス、Nasdaq: ON）は、2022年5月10～12日にドイツ・ニュルンベルクで開催される PCIM Europe で、一連の新しい電力ソリューションを発表します（出展ブース: ホール9 #330）。

PCIMでのオンセミのブースでは、最新技術のデモを実演し、e-モビリティ、エネルギー貯蔵、スマートパワーなどの分野で、市場をリードするソリューションの開発を実現する方法をご紹介します。ミュンヘン工科大学と共同開発した学生フォーミュラEカー、eスクーターなど、エキサイティングなデモを予定しています。また、オンセミのSiCダイオードを搭載したKenpower社（本社：フィンランド）のEV充電器や、ecoSpinを搭載した倉庫ロボットも展示されます。

オンセミでマーケティング最高責任者（CMO）を務めるフェリシティ・カーソン（Felicity Carson）は、次のように述べています。「当社は、PCIMへの出展を再開し、エネルギーインフラ、通信分野、e-モビリティにおける最新の課題に対応する製品を数多く発表できることを嬉しく思います。パートナーやお客様と協力し、当社の技術の新しい実用的なアプリケーションをお見せできることを楽しみにしています」

オンセミは、100Wを超えるUSB-C PD（パワーデリバリ）充電用の新しいパワーバンドルを発売します。これは、好評を得ている臨界伝導モードPFC、高周波擬似共振（QR）、および同期整流器コントローラのファミリである「NCP1623」、「NCP1345」、「NCP4307」をすべて搭載しています。新しいUSB-Cコントローラの発表により、USB-Cの製品ラインアップはさらに拡充されます。

オンセミは、シリコンカーバイド（炭化ケイ素、SiC）の業界リーダーとして、前世代よりも性能が向上した複数のSiC電源スイッチングデバイスの新製品を発表します。初めてTOLLパッケージを採用した 650V 33 ミリオーム SiC MOSFET 「NTBL045N065SC1」は、D2PAK 7リード製品よりも省スペースであり、パッケージのインダクタンスが低い製品です。650 V 33 ミリオーム SiC MOSFETは、TOLLパッケージで初めてケルビンソース構造を採用し、スイッチング損失とゲートノイズを改善し、MSL1 (Moisture Sensitivity Level 1) を保証しています。オンセミは、SiCブール成長、基板、エピタキシ、デバイス製造、クラス最高の統合モジュール、およびディスクリート・パッケージ・ソリューションなどの、垂直統合したシリコンカーバイド製品ソリューションを提供する唯一のサプライヤです。

さらに、オンセミは第7世代のIGBTとダイオードを初展示します。最新の1200V FS7 IGBTは、前世代と比較して順方向バイアス電圧を20%低減し、モータ制御アプリケーションの効率と電力密度を大幅に向上させます。また、太陽光発電、UPS、エネルギー貯蔵などの中高速スイッチング周波数アプリケーション向けに、スイッチング損失を50%改善した高速バージョンFS7 IGBTも発表します。FS7の製品ポートフォリオには、車載用認定された750Vおよび1200VのVE-TracTMダイレクト・ソリューションが含まれており、今日のEVトラクションのニーズを満たす、優れた耐久性、ソフトスイッチング、高効率を誇っています。

オンセミは、PCIMにて多くの興味深いトピックスを紹介する予定です。これには、ポスターセッション内のSiCテクノロジーや、インダストリフォーラム、e-モビリティフォーラム、出展者フォーラムでのパワーエレクトロニクスが含まれます。

PCIM Europe 2022の来場登録は、https://pcim.mesago.com/events/en.html で受け付けています。オンセミの展示は、ホール9のブース330です。

その他のリソースと資料：
オンセミのイベント紹介ページ： https://www.onsemi.jp/company/events/tradeshows/pcim-europe-2022

www.onsemi.com

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