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08
'22
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Yokogawa News
クラウドベースのOpreX Asset Health Insightsサービスを開始
横河電機株式会社 は、OpreX Asset Management and Integrityのラインアップとして 、「Asset Health Insights」を本日、発売しますのでお知らせします。Asset Health Insightsは、プラントに配置された設備や装置などのアセットから運用技術(OT)データを収集し、適切な形に集約して表示するクラウドベースのアセット監視サービスです。このサービスにより、世界中のどこからでもリアルタイムにアセットをつなぎ、運用状況を見渡すことができるため、運用効率と業務効率の両方が向上します。
Yokogawa Cloudに搭載されたAsset Health Insightsダッシュボードのスクリーンショット:直感的なインターフェースにより、運用アセットをさまざまな角度からリアルタイムで表示します。効率性向上とアセット集約型業務のダウンタイム削減を支援.
Asset Health Insightsでリアルタイムにアセットのパフォーマンスを監視することで、不具合などの事象が発生する前に予測して、事前に対応することが可能になり、アセットの健全性が向上しライフサイクルを延長します。このサービスにより、お客様はISA-95標準で定義されたプラント設備の階層に基づいてデータを簡単にモデル化し、管理することができます。Asset Health InsightsはYokogawa Cloud※1を基盤とし、人工知能(AI)、機械学習(ML)による分析機能を備えています。
開発の背景
インダストリー4.0のテクノロジーの採用が加速する中で、企業は、世界中のどこからでもアセットを監視し、リアルタイムでパフォーマンスを最適化できるクラウドベースのテクノロジーを導入することで、アセット管理の方法を変えつつあります。
当社は、統合され、かつ自律的な運用と遠隔での対応を求めるお客様に対応して、データの可視化統合化、有効活用を推進するためにAsset Health Insightsを開発しました。手動ワークフローに依存する業務の効率化から、産業用IoTシステムの導入、スマートマニュファクチャリングの実装、オンプレミスからクラウドへの移行など、デジタル社会の未来を構築する高度な運用まで、多様な用途に活用できます。当社が提唱するIA2IA(Industrial Automation to Industrial Autonomy、産業における自動化から自律化へ)や、Smart Manufacturingの実現にもつながります。
Asset Health Insightsを使用すると、サイロ化されたアセットデータを、リアルタイムで情報を共有するモデルに統合することができます。これにより、問題なく機能している設備に対するコストのかかるメンテナンスが不要になり、効率性の向上とダウンタイムの削減が図れ、注意すべきアセットの管理に集中することができます。
主な特長
あらゆる種類のアセットを監視
Asset Health Insightsでは、センサからポンプ、チラー、コンプレッサー、タービンなど、あらゆる種類のアセットを監視できます。また、圧力、流量、温度、振動などの測定に使用される、旧式から最新式までのさまざまなセンサに接続できます。
リアルタイムや過去のアセットデータをAIやMLで解析可能
リアルタイムのアセットデータをAIやMLで解析して、将来の事象を予測できるため、不要なメンテナンスを最小限に抑えることができます。また、リアルタイムデータと過去の水準データを使用して、不具合の予兆を検知し原因を推測します。
アセットをさまざまな観点から監視
Asset Health Insightsでは、サイロ化されたアセットのデータを統合モデルを利用してリアルタイムで共有し、エネルギー、パフォーマンス、メンテナンスの最適化などの多様な観点からアセットの状況を検証します。ダッシュボードは、直感的に状況が把握できるインターフェースとなっており、アセットの多様なリアルタイムデータを表示できます。
簡単でフレキシブルに展開でき、シンプルなセットアップが可能
組み込まれた統合テンプレートと直感的なダッシュボードにより、迅速で簡単なセットアップが可能です。モジュールベースの事業モデルと組み合わせることで、開発の迅速化、拡張性の向上、エンタープライズアプリケーションとの容易な統合が可能になります。
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