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ルネサス: 車載通信ゲートウェイのSoCに必要な技術開発

ルネサスは、ルネサスのアーキテクチャの核となる通信ゲートウェイ向けSoC(System on Chip)を実現する4つの技術を開発しました。

ルネサス: 車載通信ゲートウェイのSoCに必要な技術開発

車載コミュニケーションゲートウェイ用SoCには、クラウドサービスなどの新しいアプリケーションを実現するための高性能化と待機時における低消費電力化の両立が求められます。また、瞬時に起動できるようCANの高速応答性能が必要です。さらに、ゲートウェイとしてのネットワーク機能を限られた電力で実現するために電力効率の高い通信技術や、車外と安全に通信できるセキュリティ技術も求められています。そこでルネサスは、
  • 車の状態に応じて動作させる回路をダイナミックに変更し、車の状態に最適な性能と電力を実現するアーキテクチャ、
  • 必要なプログラムだけを分割起動させることにより高速起動する技術、
  • 10 Gbps/W(ギガビット毎秒/ワット)の電力効率を実現するネットワークアクセラレータ、
  • 高信頼が要求される車体制御に関わる車内通信を認識し、通信への干渉を防ぐセキュリティ技術を開発しました。
ルネサスは今回の成果を、2023年2月19日から23日まで米国サンフランシスコで開催中の「国際固体素子回路会議 ISSCC 2023(International Solid-State Circuits Conference 2023)」にて発表しました。

なお、これらの技術はルネサスの車載コミュニケーションゲートウェイ用SoC「R-Car S4」に採用されています。ユーザは、R-Car S4を使用することにより、E/Eアーキテクチャの進化を加速させ、クラウドサービスへの安全な接続と、車体制御を安全に確実に行うことの両立が可能になります。

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