www.engineering-japan.com
25
'23
Written on Modified on
Schneider Electric News
シュナイダーエレクトリック、新機能を搭載したAVEVA Insightの販売を強化
シュナイダーのインダストリー事業部が、これまで自社のハードウェアと共にAVEVA Historian, AVEVA Edgeを提供してきたインストールベースへ、第2ステップとしてAVEVA Insightを提案。
シュナイダーエレクトリックは、産業オートメーション向けソフトウェアの世界的リーダーであるAVEVAのソフトウェア製品であるAVEVA Insightの販売を強化します。
AVEVAは、全世界180ヵ国以上、12万以上の工場・プラントで、合計80万本以上のライセンス導入実績を誇る産業オートメーション用ソフトウェアのトップブランドです。旧製品ブランド「Wonderware」や「InTouch」などの名称で認知されたソフトウェア製品が、日本でも数多くの製造現場に導入されてきました。
今回販売を強化するAVEVA Insightは、製造・プラント現場の設備データやプロセスデータを取得し、様々な形で可視化するソフトウェアです。 シュナイダーのインダストリー事業部は、自社のハードウェア製品とともに、現場から効率的にデータを取得・可視化・蓄積する、DXの第1ステップのためのソリューションとして同ブランドのAVEVA Edgeや AVEVA Historianなどを日本の製造業界向けに広く提供してきた実績があります。今回、これまで取得・蓄積してきたデータをクラウド上で可視化する、DXの第2ステップのためのソリューションとして、AVEVA Insightの販売を強化します。
今回の販売強化に伴い、シュナイダーエレクトリックでは、これまでAVEVA製品が多く導入されてきた石油・ガス業界からさらにマーケットを広げ、自動車製造・消費財製造、成長著しいバッテリー製造などをはじめとする製造業界へのアプローチを展開します。2025年までに、AVEVA製品の取り扱い規模を、現在の約5倍に拡大する目標です。
なお、2023年1月にはシュナイダーエレクトリックによるAVEVAの完全買収が完了しています。今後両社のポートフォリオを組み合わせることで、顧客の業務全般にわたるデジタルトランスフォーメーションへの総合的なアプローチ提案を加速するとともに、エネルギー、炭素、および資源への依存を段階的に改善し、効率性と持続可能性を推進します。
AVEVA Insightの最新機能・特長
- データ可視化・共有機能:産業データをクラウド上で取得し、トレンドグラフやガントチャートなど様々な形式で可視化可能です。またそれらのグラフィックを自由にダッシュボードとして構築し、チームとオンラインで共有が出来ます。
- AIによる予兆保全分析機能 (2021年追加):簡易分析から高度分析まで4段階の分析手法を搭載しており、規模やデータ活用の段階など状況の異なる様々なユーザーに対し最適な手法を提供することが可能です。
- OEE(設備総合効率)分析機能: 簡単な設定で設備・製造ライン・工場全体の稼働状況の監視とトラッキングが自動で可能になり、日々のオペレーションの効率化に大きく貢献します。
- 幅広い通信プロトコルに対応:OPC UAやMQTT、各種PLCドライバーといった通信プロトコルに対応しています。
シュナイダーエレクトリックが提供するアヴィバの製造業界向けソリューション
- 産業システム用高速時系列データベース 「AVEVA™ Historian(旧 Wonderware Historian)」
- 工場の能力を最大化するための事実を見つける「AVEVA™ BI Gateway(旧Intelligence)」
- 産業オペレーション向けのクラウドプラットフォーム 「AVEVA™ Insight」
- シンプルでパワフルなエッジ用SCADA/HMI 「AVEVA™ Edge(旧 InTouch HMI、InduSoft Web Studio)」
- PCベースで高速性と高信頼性を実現する監視システム向けパッケージソフトウェア 「AVEVA™ Plant SCADA (旧Citect SCADA)」
- 監視制御ソフトとして信頼と高い実績を誇る“SCADA”の代名詞 「AVEVA™ InTouch HMI (旧 Wonderware InTouch)」
AVEVA Insight ご紹介ページ (https://www.proface.com/ja/product/soft/aveva/insight)