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MURATA News
ムラタとSWATモビリティ、バス問題に関する初の実証実験を実施
のバス課題実証実験を2023年5月1日から開始します。本実証実験は「東田・未来都市プロジェクト」に採択されました。
株式会社村田製作所と株式会社SWAT Mobility Japanは、日本で初めて人流センサーやGPS、独自の解析技術を用いて利用者数を把握し、安心・安全なインハウスを創出。 北九州市営バスの車両環境。
都市部や人口の多い地方などは電車や路線バスなどの交通網が発達していますが、地方ではマイカーの保有率が高く、移動手段に自家用車を用いることが一般的です。一方で、高齢率の高い地方では、高齢による免許返納などにより自家用車の保有率が低く、路線バスが移動手段となっています。しかしながら、そういった地域では人口減少にともない、路線バスの採算が合わないなどで本数を減らす、運行を取りやめるといった状況が発生しています。実際に、市営バスの利用者は新型コロナウイルス感染症の影響を受け大幅に減少し、赤字路線が増えています。そういった中、市営バスの交通サービス維持のため効率的なダイヤ改正が必要になりますが、人による手作業で情報の処理・分析をしており、多くの時間がかかっているのが現状です。
このような社会課題を解決するために、村田製作所、SWAT、北九州市は市営バスの交通サービス維持・安全性向上に向けた利用者数の把握に関する実証実験を実施します。
市営バスでは、全国共通ICカード以外にも現金や一日乗車券などを利用する方が多く、乗降実態を正確に把握するために多くの手間と時間をかけています。そこで、村田製作所の人流ソリューションとGPSデバイスを用いて、どこのバス停で何人乗降したかを把握します。さらに、市営バスで導入しているSWATが開発した「乗降データ分析ツール」とデータ連携することで、利用状況分析までをデジタル化し、ダイヤ改正の作業効率・正確性の向上を目指します。
また、ムラタはCO2センサーでCO2濃度を測定することで、混雑度などの車内環境を見える化し、安心・安全な車内空間の実現を目指します。今後、ムラタは実証実験の結果を踏まえた検証を行い、バスの配備台数を増やし、バス輸送サービスの維持と安全性の向上に取り組んでいきます。
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