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'23
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Toshiba News
東芝、高耐圧・低消費電流のLDOレギュレータを発売
新型LDOレギュレータにより、機器の待機電力削減に貢献します。
当社は、高耐圧で入力電圧範囲が広く、業界最小[注1]の低消費電流[注2]を実現したLDOレギュレーター「TCR1HFシリーズ」を発売しました。シリーズ第一弾の三製品「TCR1HF18B」(出力電圧1.8V)、「TCR1HF33B」(同3.3V)、「TCR1HF50B」(同5.0V)の出荷を本日から開始します。
LDOレギュレーターを使用した電源回路において、電子機器の待機時の消費電力を抑えるには、システムの入力電源を直接LDOレギュレーターへ接続し、かつ待機時は内部回路をOFFさせて消費電流を抑える必要があります。
新製品は、広い入力電圧範囲4V~36Vに対応し、USB PD[注3]に必要な4V~20Vや24V電源への直接接続を可能にしました。さらに、無負荷時の消費電流は業界最小[注1]の標準1μAに抑えました。これにより、極めて低消費電力の状態で電子機器の待機動作を継続することができます。標準-60mV/+50mVの高速負荷過渡応答特性により、電子機器が待機状態から稼働状態へ移行するときの急激な電流の変化にも、安定した出力電圧が確保できます。
なお、公開中のリファレンスデザイン「パワーマルチプレクサー回路」に新製品を活用しています。
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