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NetbiterゲートウェイでIoTを実現

オックスフォードの学校では、暖房・換気・水道・照明などをオンラインで制御しています オックスフォードにある語学学校EF International Language Centreには、システムインテグレーターの Global Electrical Solutions Ltd. 社によって、暖房・換気・水道・照明などを監視するビル管理システムが設置されています。Rockwell社製の制御盤にNetbiterリモートマネージメントゲートウェイを接続することで、ユーザー様が現在の温度や換気レベル、消費量をオンラインで確認できるようになっています。さらに、遠隔から照明を切ったり、窓を開けたりすることさえ可能で、まさにIoT(モノのインターネット)が実現されています。

NetbiterゲートウェイでIoTを実現
Netbiterゲートウェイが、制御を担うRockwell社製PLCに接続されています。ユーザー様は、www.netbiter.netからその設備にアクセスします。

英国を拠点とするシステムインテグレーターのGlobal Electrical Solutions(GES)社は、ビルや発電・エネルギー関連施設、工場などで用いる高効率な制御盤の構築を専門としています。最近、同社がEF International  Language Centreに設置した設備の一つに、遠隔からビルを監視・制御できるNetbiterリモートマネージメントソリューションを採用しました。そして、Netbiter Argosウェブインターフェースが、ユーザー様に向けて現在のビル管理データを表示するフロントエンドとして機能しています。さらに、ユーザー様はレポートの作成や、設定した値に達するとアラームを受け取ることもできます。

NetbiterゲートウェイでIoTを実現

実際のデータに、実際の画像を添えて。
GES社は、Netbiterのダッシュボードを作成する際、実際の校内施設の写真を使用しました。こうしたダッシュボードによって、ユーザー様はリアルタイムに正確なデータを確認して、遠隔から暖房や換気を制御することができます。

NetbiterゲートウェイでIoTを実現

動作について


Netbiter EC310ゲートウェイは、校舎の様々なシステムを制御するRockwell社のMicro800-series PLC に接続されています。このNetbiterゲートウェイがクラウドベースのNetbiter Argosサービスにデータを送信すると、そのデータが保存されてアクセスされます。GES社やビルオーナー様はwww.netbiter.netにログインして、ご自身のNetbiter Argosダッシュボードから現在のデータを確認でき、装置の起動や停止、窓の開閉、照明のオン・オフさえ行うことができます。さらに、一定の設定値に達した場合(たとえばCO2レベルが高すぎるなど)には、アラームをEメールで受け取ることが可能です。また、長期にわたる消費量や稼働率に関するレポートを作成することもできます。

「実によく機能しています」と、Global Electrical Solutions社のマネージングディレクターMark Jenkyns 氏は話しています。「Netbiter Argosでグラフィカルなダッシュボードを作るのは簡単です。そのため、当社は基本的にこれを自社のBuilding Management Systemのフロントエンドとして使っています」。

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保守出張が減り、投資を迅速に回収できる


このリモートマネージメントソリューションは、Global Electrical Solution社のお客様から好評を持って受け止められてきました。制御性の向上と同時に、費用のかさむ保守出張を最小限にまで削減でき、維持コストを抑えられるからです。一般に、リモートマネージメントゲートウェイ1台の価格は、出張保守1回のコストと同じなので、その投資回収は通常2、3ヶ月ほどです。

Mark Jenkyns氏は次のように説明しています。「お客様から暖房に関する問題が寄せられた場合、センサの故障の可能性が高いのですが、普通は確認のため、エンジニアがテスト機器を携えて現場に出向く必要があります。しかし今では、Netbiterが現場にあるので、オフィスに居ながら、校舎のあらゆる制御装置にログインし、リアルタイムデータを調べてセンサの故障かどうかを判断できます。そのため、短期間のうちに、新しい部品を発注して設置することができます」。

Mark Jenkyns氏ご自身も、同校の1室にこのリモート監視ソリューションを設置するとき、その利点を実感しました。「私がオフィスに帰ると、給湯器の電源を入れ直すのを忘れたことに気づきました。しかし、すでにその部屋にはNetbiterを設置していましたので、簡単にログインして、マウスをクリックするだけでその電源を入れることができました。多くの保守出張や管理問題は、たいていこうした簡単な対応で済みます。そのため、Netbiterなら、当社とお客様のいずれにとっても、時間とコストを大きく節約できます」。

これまでにGES社は、オックスフォード地区の2つの学校と1つのホテルにNetbiterを設置していますが、そのほかにも多くのアプリケーションで同社の制御盤にNetbiterを接続したいと考えています。「Netbiterによって、お客様がシステム全体を簡単に把握できるようになり、保守コストを抑えてくれますので、当社製品の競争力も本当に向上します」と、Mark Jenkyns氏は話してくれました。
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