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'23
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Toshiba News
東芝、「TXZ+ファミリー アドバンストクラス」にArm ® Cortex ® -M3搭載マイコンの新製品を追加
東芝は、マイコンを動作させたままファームウェアのアップデートが可能な1MBコードフラッシュメモリ製品をM3Hグループに追加しました。
当社は、40nmプロセスを採用したCortex®-M3搭載、32ビットマイコン製品群「TXZ+™ファミリー アドバンスクラス」の「M3Hグループ」に新製品「M3Hグループ(2)」を追加しました。
近年、デジタル技術の浸透化によりさまざまな機器でIoT (Internet of Things) 化や高機能化が進んでおり、プログラムの大容量化やFOTA (Firmware update Over The Air)[注1]対応へのニーズが高まっています。
新製品M3Hグループ(2)では、最大動作周波数120MHz、最大10万回の書き換えに対応したコードフラッシュメモリーと32KBのデータフラッシュメモリー、モーター制御機能として、アドバンストプログラマブルモーター制御回路、アドバンストエンコーダー入力回路搭載など従来の特長はそのままに、コードフラッシュメモリー容量を既存製品M3Hグループ(1)の256KB~512KBから1MB[注2]へ、RAM容量を66KB[注3]から130KB[注3]へ拡大しました。これにより、モーター、家電、産業用機器を含めた広範囲な用途のIoT化・高機能化に貢献します。
新製品はコードフラッシュメモリーを1MB[注2]に拡大するにあたり、フラッシュメモリーの構成を512 KB × 2エリアとしました。これにより、コードフラッシュメモリーのコードで動作を継続しながら他エリアの書き換えを行うことが可能になり、エリアスワップ機能を使ったファームウェアローテーションに対応します[注4]。
M3Hグループの製品は民生機能の多様化を考慮し、UART、TSPI、I2Cインターフェース、および2ユニットのDMAC、LCD表示装置[注5]を搭載しています。また、さまざまなセンシングに対応するためのアナログ入力端子ごとに2種のサンプルホールド時間を選択可能な最大21チャネルの高速・高精度12bit ADコンバーターを搭載しています。さらにADコンバーターと同期動作可能なアドバンストプログラマブルモーター制御回路・アドバンストエンコーダー入力回路との組み合わせでACモーター、ブラシレスDCモーターの制御に適した構成です。
機能安全対策回路として、フラッシュメモリー、RAM、ADC、クロックのチェック機構を搭載したほか、サンプルプログラムの提供で家電機能安全(IEC 60730)認証取得をサポートします。
サンプル提供時には、導入検討に必要な製品ドキュメント類、サンプルソフトウェア、各周辺機能の制御を行うドライバーソフトウェア類も提供可能です。また、グローバルなArm®エコシステムパートナーとも協調し、さまざまなニーズに応える評価ボードや開発環境も用意します。
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