アンビック、超低消費電力プロセッサの新製品で、遠隔医療モニタリング分野の成長を推進
Apollo4 LiteおよびApollo4 Blue Liteシステムオンチップ(SoC)が、 機器の機能とバッテリ寿命を向上させ、遠隔モニタリングの普及を促進します。
ハイライト
- 新しいApollo4 LiteおよびApollo4 Blue Lite SoCは、機能豊富で、最適化されたメモリ、迫力のあるグラフィック性能、軽量ソリューションにおける強固なセキュリティのためのsecureSPOT®を提供します。
- デジタル聴診器、患者モニタリング、血糖値と血圧の継続モニタリングなどのデジタルヘルスアプリケーションに最適です。
- Apollo4 Blue Liteは、ハンドヘルド機器やホスト機器、クラウドとの通信のための安全なBLE接続を提供します。
バッテリー駆動のIoTエンドポイントデバイス向けに、エネルギー効率を数倍に高める超低消費電力の半導体ソリューションを提供する、業界リーダーのアンビック(Ambiq®、本社: 米テキサス州オースティン)は、IoTエンドポイントデバイス、特にヘルスケア分野の遠隔モニタリング製品向けに拡大するSoCポートフォリオに、Apollo4 LiteおよびApollo4 Blue Lite SoCを追加したと発表しました。この発表は、先に発表した、マルチヘッドニューラルネットワーク(MH-NN)を利用した、最適化されたオープンソースAIモデルで、さまざまなリアルタイム心臓モニタリングアプリケーションを実現するHeart KitTMに続くものです。
Apollo4 LiteおよびApollo4 Blue Liteの製品ラインは、アンビック独自のSPOTⓇ(Subthreshold Power-Optimized Technology)プラットフォームに基づいて構築された最新世代のシステムプロセッサソリューションであり、新機能を実現すると同時に、デバイス全体のシステム消費電力を削減し、バッテリ寿命を延ばします。
どちらのSoCも、turboSPOT、オーディオサブシステム、GPU、十分なMRAMとSRAMを備え、最大192MHzで動作する超低消費電力のCortex-M4コアが組み込まれています。また、アンビックのApollo4 PlusおよびApollo4 Blue Plus1と便利なピンコンバチブルで*1、開発者にイノベーションのための最適な柔軟性を提供します。
アンビックのテクニカルソリューション担当バイスプレジデントのDavid Priscakは次のように述べています。「現代の患者は、自分自身の健康状態をモニターし、提唱する力をより強めており、医療提供者は、全体的な治療を処方するために、より多くのデータ分析を必要としています。当社のApollo4 SoCファミリに新たに加わったこれらの製品により、力強いグラフィックスと長いバッテリ寿命を備えた最先端の健康トラッキングが、より手頃な価格で利用できるようになりました」
MarketsandMarkets Research Pvt. Ltd.のリード・ヘルスケア・アナリストのAnu Dhiman氏は次のように述べています。「収益面での世界の遠隔患者市場は、2022年に536億ドル規模と推定され、2022年から2027年にかけて26.7%のCAGRで成長し、2027年には1752億ドルに達する見込みです。市場の成長に影響を与える主な要因には、医療リソースの負担を軽減するための遠隔患者モニタリングの利点、遠隔医療および遠隔患者監視サービスのモニタリングの利点、高齢者人口の増加に伴う遠隔通信の進歩、医療アクセスの拡大へのニーズの高まりなどが含まれます」
Apollo4 LiteおよびApollo4 Blue Liteは、これらのデバイスを継続的に採用するために重要な、バッテリ寿命の延長、高度なセキュリティ、小型のフォームファクタでの強力なグラフィックスを実現するよう設計されています。両製品とも現在量産を開始しており、対象アプリケーションは、デジタルヘルス製品、スマートウォッチ、フィットネスバンド、動物追跡装置、音声起動リモコン、産業用メンテナンス、スマートホームIoTデバイスです。製品についての詳細はwww.ambiq.com/apollo4-liteおよびwww.ambiq.com/apollo4-blue-lite.をご参照ください。
*1:Apollo4 LiteはApollo4 Plus(AMAP42KP-KBR)とピンコンパチ、Apollo4 Blue LiteはApollo4 Blue Plus(AMA4B2KP-KXR)とピンコンパチです。
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