Microsoft Visual Studio CodeがルネサスのMCUとMPUをサポート

ルネサス エレクトロニクス株式会社は、このたび、ルネサスのマイコンおよびマイクロプロセッサ（MPU）の全ラインアップに対応するMicrosoft^® Visual Studio Code（VS Code）向けの拡張機能（エクステンション）を提供開始しました。VS Codeは、様々なプラットフォームやオペレーティングシステムでのプログラミングを簡単に高速で実現できるため、多くのエンジニアが使用しています。ルネサスがVS Codeに対応した拡張機能を提供することにより、より多くのユーザがルネサスのデバイスを使って効率的に組み込みシステムを開発できるようになります。ルネサスには世界中で使用されている独自の統合開発環境（IDE）「e² studio」がありますが、VS Codeはこれを補完するもので、ユーザはプログラミング環境として慣れ親しんだVS Codeを使用して作業できるようになります。ルネサスのデバイス用拡張機能は、マイクロソフトのVS Codeのウェブサイト、またはルネサスのウェブサイトからダウンロードして使用できます。

VS Codeに対応するデバイスは、車載、IoT、産業オートメーション、家電、ヘルスケアなどのアプリケーション向け全ラインアップです。具体的には8/16ビットのRL78、32ビットのRA、RX、RH850、そして64ビットのRZ MPU、R-Car SoC（System on Chip）の組み込みソフトウェアの開発およびデバッグが可能です。

現在、VS Codeは無料でダウンロードすることができ、ソースコードへのアクセスも可能です。GitHubプルリクエスト拡張機能を使用してソースリポジトリを作成した後、VS Codeを使用してソースコードをレビューしたり、編集することもできます。さらに、シンプルなユーザインタフェースや柔軟なコマンドインタフェースで今後も進化し続けるVS Codeの様々な拡張機能を利用することができます。

Visual Studio Code向け拡張機能についての詳細は、こちらをご覧ください。https://www.renesas.com/software-tool/renesas-extension-of-vscode