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Morgan Advanced Materials
モルガン・アドバンスト・マテリアルズのサーマル・セラミックス部門から多目的マスチック材Superwool® Sealcoat™ HTのご紹介
モルガン・アドバンスト・マテリアルズのサーマル・セラミックス部門は、多目的なファイバー材Superwool® Sealcoat™ HTを開発しました。同材料は、ライニング用途に適したものとして、様々な炉で利用されています。緊急時の修理用被覆材、パッチング用バックアップ断熱材にもなるこのマスチック材によって、モルガンのファイバー・耐火材の製品ラインナップはいっそう充実したものとなりました。
Superwool Sealcoat HTは、吹付け用途に必要な高いレベルの噴霧化を実現するよう特別な組成を採用しています。そのため、ファイバーや耐火面を覆う吹付け材として、壁面では最大5.1cm、また天井では最大1.3cmの厚さに塗布できます。施工に化学的硬化を必要としませんので、施工後すぐにライニングを火にさらしても構いません。また、いったん乾燥すると、高強度で丈夫な面に仕上がり、弾性を失うこともありません。そのほか、補修に対応できる点もSuperwool® Sealcoat HTの強みです。Superwool® Sealcoat HTは、壁面のひびや床張りの剥離を緊急補修する際、高温状態の耐火材やファイバー材表面から塗布できます。さらに、加熱炉や取鍋予熱部の削れた部分を補修する詰め物として、またライニングの損傷部や収縮による隙間の充填剤としても適しています。そのうえ、アルミ容器やラウンダーの補修用パッチング材、真空成形品の形状修正にも最適です。
本来のライニングを施工するのに先立って、Superwool® Sealcoat HTをバックアップ用断熱材として、断熱ボードやペーパーの代わりに鋼板に吹付けすることができます。このように利用すれば、溶接されたアンカーの周囲に合わせて断熱材をカットする必要が無くなります。また、誘導電気炉のバックアップ用ボードを取り付ける接着材としても利用可能です。ほとんど再接着の必要がなく、廃棄物はごくわずかで済み、養生も必要ありません。施工後の現場の清掃作業も大きく軽減されます。加えて、Superwool® Sealcoat HTを目地材やガスケット材、加熱面のコーティング材に用いて、ライニングの断熱効率を高めることができます。この多目的材料-Superwool® Sealcoat HT-は、数多くの様々な用途で使用されています。
Superwool® Sealcoat™ HTについてのより詳しい情報は、www.morganthermalceramics.com/products/superwool-fibre/masticをご覧ください。