キーサイト、自動解析ツール搭載のハードウェア・アクセラレーション・オシロスコープを発表
キーサイト・テクノロジーズ・インク(CEO:サティッシュ・ダナセカラン、米国カリフォルニア州サンタローザ、NYSE:KEYS、日本法人:キーサイト・テクノロジー株式会社、以下「キーサイト」)は、当社のInfiniiumオシロスコープポートフォリオを拡充し、ハードウェアアクセラレーションを搭載した新製品「Infiniium MXR Bシリーズ」を発表しました。この新しいオシロスコープは、エンジニアが異常を素早く検出し、市場投入時間を短縮できる自動分析ツールを提供します。
- 新しいInfiniium MXR Bシリーズオシロスコープは、エンジニアが異常を迅速に見つけ、市場投入するまでの時間を短縮
- 内蔵の自動テストツールとハードウェアアクセラレーション解析により、一般的なオシロスコープと比較し60 %以上早く結果を取得可能
- 8チャネルすべてで妥協のない性能を提供し、シグナルインテグリティを維持し、忠実な信号を表示
エンジニアが信号の詳細を表示できないオシロスコープを使用すると、バグや故障の発生が懸念される製品を発売するリスクが高まります。シグナルインテグリティに優れたオシロスコープは、信号への影響を最小限に抑え、正確で詳細な情報を表示できるため、エンジニアは自信を持って製品のテストとデバッグを行うことができます。優れたオシロスコープ・シグナル・インテグリティと内蔵の自動解析ツールを組み合わせることで、エンジニアはテストとデバッグの時間を短縮し、より迅速に製品を市場投入できます。
キーサイトのInfiniium MXR Bシリーズは、ゾーントリガー、異常検出、リアルタイム・スペクトラム解析(RTSA)、50 MHz任意波形発生器などの自動デバッグツールを内蔵しており、エンジニアのこれらのニーズに対応しています。さらに、MXR Bシリーズは、8つの測定器の機能を1台に統合し、限られた作業スペースと予算を有効活用できるベンチトップソリューションとして提供します。MXR の機能はすべてアップグレードが可能で、エンジニアは要件の変化に合わせて、機能を追加できます。
最大6 GHzまでカバーする新しいInfiniium MXR Bシリーズには、次のような利点があります:
● ハードウェアアクセラレーションと自動解析により、テスト時間を短縮 – 異常検出、デザイン・コンプライアンス・テスト、パワーインテグリティ解析、50以上のシリアルプロトコルのプロトコルデコード、全チャネル同時のマスクテストなどを自動化することで、トラブルシューティングの時間を短縮します。
● 忠実な信号を表示– 業界最高レベルの低ノイズフロア、有効ビット数(ENOB)、極めて低いシステムジッターにより、可能な限り最大限の分解能を提供し、正確な可視化と信頼性の高い測定を実現します。
● 妥協のない性能で堅牢な設計開発を支援 – 200,000波形/秒(wfms/s)を超える妥協のない波形更新レート、16 Gサンプル/秒(Gsa/s)の高速サンプリングレート、チャネルの使用に関係なく最大6 GHzの帯域幅により、信号の重要なイベントを捕捉します。一般的なオシロスコープの通常モードでは、更新レートが1,200波形/秒を超えることはなく、最大帯域幅とサンプルレートも一部のチャネルに制限されます。
キーサイトのDigital Photonics Center of Excellence担当バイスプレジデントを務めるRobert Saponasは、次のように述べています。「MXR Bシリーズは、キーサイトの110 GHz Infiniium UXR Bシリーズオシロスコープと同じハードウェアアクセラレーションASICを活用し、キーサイトに期待されている優れたシグナルインテグリティで、解析、アイ・ダイアグラム、トリガー機能を高速化しています。 複雑なシステムを設計するエンジニアは、数時間ではなく数分で、症状から根本原因を特定できるようになりました。」
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