新しいQdos H-FLO薬液計量注入ポンプは幅広い注入用途で高い流量を実現します
Watson-Marlow Fluid Technology Solutions（WMFTS）は、最大600L/hの高流量用に特に設計されたQdos™ H-FLO薬液計量注入ポンプを発売しました。
Qdos H-FLO（写真中央）、Qdos 60、Qdos CWTを示すQdos薬液計量注入ポンプ
Qdos H-FLOは他のQdosポンプと同様の優れた精度と信頼性を実現しますが、各種ポンプヘッドとともにより高い流量に対応し、さまざまなチューブ材質でプロセス流体との化学的適合性を確保します。
Qdos H-FLO高精度ポンプは柔軟性があり、上水廃水処理、鉱業鉱物処理、飲食料品やパルプ製紙の薬液用途を問わず、お客様のプロセスとともに拡張可能です。
Qdos H-FLOの発売により、最大600L/hの流量と最大0.7MPaの圧力性能が提供され、Qdosポンプシリーズが強化されます。
Qdosシリーズの残りのチューブポンプと同様、Qdos H-FLOは注入精度±1%、再現性±0.5%の高精度薬液計量でコストを削減します。
Qdos H-FLOは以下の用途例に役立ちます。
- 消毒剤
- 凝固剤
- 凝集剤
- 酸/アルカリ
- 鉱業試薬
- 界面活性剤
WMFTSの製品マネージャーであるAdeel Hassan氏は次のように述べています。「Watson-Marlow Fluid Technology Solutionsでは、革新的なエンジニアリングで使いやすいソリューションを提供することにより、お客様の複雑な問題を解決できると信じています。WMFTSのポンプは精度と再現性が高く、薬品使用量の削減に役立ち、お客様のネットゼロ目標達成を支援します。このポンプは現行のQdosシリーズ独自の機能を受け継いでいますが、市場に新たに導入される機能も備え、薬液注入をより簡単、安全、経済的にします。
高流量用途を目的としたQdos開発はお客様からのフィードバックが主な原動力でした。Qdos H-FLOの狙いは、運用、保守、EHSの各チームのために薬液注入をより簡単で効率的にすることです。プロセス最適化のため、SCADAとPLCの統合用のオンボードコミュニケーションの選択肢がいくつかあります」
Qdos H-FLOユニバーサル+薬液計量注入ポンプとホース
新しいQdos H-FLOの利点の例:
- 2.0mL/minから600L/hの流量
- 最大0.7MPaの圧力性能
- RFIDポンプヘッド検出が適切なポンプヘッドの確認を確実にします
- ポンプヘッド点検および保守用の回転計
- 液漏れ検出および流体密封により、ポンプヘッド期限切れ時の薬液暴露と漏出を防止します
- ネットワーク統合、制御および通信オプションは、SCADA/PLCと容易に統合するためのEtherNet/IP、PROFINETおよびPROFIBUSを含みます
- 1つの共通ポンプドライブにいくつかのポンプヘッドオプションを備え、プロセス条件および化学的性質の変化に対応します
Qdos H-FLOには、リアルタイムの圧力監視を実現するオプションの圧力検出キットがあり、プロセスセキュリティが確保され、安全性が向上します。オプションの圧力検出キットには、プロセス監視用の設定可能なアラームが備わっています。圧力検出キットはQdosシリーズ全体で利用可能であり、プロセス産業で通常使用される薬品に適合します。
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