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インフィニオン、OPTIGA™ Trust M MTRを発表

インフィニオン テクノロジーズは、Matter 認定のセキュア エレメントと Matter プロビジョニング サービスを組み合わせた、スマート ホームおよびビルディング デバイス向けの新しいセキュリティ機能である OPTIGA™ Trust M MTR を発表します。

インフィニオン、OPTIGA™ Trust M MTRを発表

Matter :接続機器のスムーズな相互運用性
ABIリサーチの予測によると、スマート ホーム デバイスの数は2030年までに倍増し、世界で約17億台に達するとされています。これらのデバイスはすべて、互いに、また異なるスマート ホーム エコシステムと安全かつ確実に接続できなければなりません。そこでMatter規格が登場し、異なる企業の接続デバイス間でもスムーズな相互運用性の実現を促進しています。スマート ホームは、快適さだけでなく、効率とセキュリティも向上させるにあたり、スマート デバイスに依存しているため、 Matterプロトコルは、スマート ホームの統一されたセキュリティとプライバシー対策をサポートする一連のプロトコルを定義しています。

インフィニオンの特別エンジニアであり、Matterのセキュリティを定義した標準化チームのリーダーであるスティーブ ハナ (Steve Hanna)は「Connectivity Standard Alliance (CSA) でMatterプロトコルを設計する際に、私たちは強固なセキュリティを構築することを約束しました。Matterがスマート ホームに新しいセキュリティ機能をもたらすのはそのためです。インフィニオンのOPTIGA™ Trust M MTRは、この課題に真正面から取り組んでおり、Matter製品をより簡単に構築できるようになっています」と述べています。

OPTIGA ™ Trust M MTRがMatterとセキュリティの統合を促進
この耐タンパー性セキュリティ コントローラーは、セキュリティ関連機能を実行するシステムに簡単に統合でき、機密データや暗号操作に対して高レベルの保護を提供します。ディスクリートのセキュア エレメントとして、OPTIGA™ Trust M MTRはあらゆるMCUベースの設計に統合することができ、セキュリティを強化し、複数の製品プロトコルを同時に扱うことができます。これにより最終製品メーカーは柔軟性を高め、市場投入までの時間を短縮することができます。

Matterプロトコルでは、すべてのスマート ホーム デバイスは、Matterエコシステムで委託された各デバイスの真正性と信頼性を検証するために、プロダクトID (PID) とベンダーID (VID) を含むデバイス認証証明書 (DAC) を持つ必要があります。OPTIGA™ Trust M MTRでは、リールの注文時や製造時にPIDを事前に定義する必要はありません。その代わり、各デバイスはデバイスの製造が始まるまでに、パーソナライズされたDACインジェクションを受け取ります。これにより、デバイス メーカーは、スマート ホーム デバイスの複数の製品バリエーションをより柔軟に作れるようになります。

OPTIGA™ Trust M MTRセキュアエレメントは、コモン クライテリア認定を受けたインフィニオンの施設で事前にプロビジョニングされます。リール状のセキュア エレメントのバッチは、関連バーコードとともに出荷されます。顧客は、インフィニオンのパートナーであるKudelski IoTのIoTポータルでバーコードをスキャンすることにより、これらのチップの所有権を主張します。Kudelski IoTは、CSAによって承認された、信頼と実績のあるProduct Attestation Authority (PAA)です。Kudelski IoTは、ベンダーと製品に対応する製造DACのダウンロードを可能にし、最終的にパーソナライズされたDACが工場レベルでOPTIGA™ Trust M MTRに転送されます。

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