CG社、ルネサス、 Stars Microelectronics社が、半導体の組立・テストを請け負うOSAT工場をインドに設立

3社はこのほど、インドに半導体の後工程の組み立てとテストを行うOSAT工場を建設・運営するための合弁会社を設立する合弁契約を締結した。

2024 年 2 月 29 日、ナレンドラ モディ首相率いるインド連邦内閣は、国の半導体計画に基づく合弁事業のプロジェクトを承認しました。

本合弁会社では、インド政府が掲げる施策「Make in India for the World 」のもと、3社それぞれの専門知識を組み合わせて活用していきます。86年にわたり製造業の知見を有するCG社は、インド国内の半導体製造能力の向上とエコシステムの構築を目指します。日本を本拠とする半導体企業のルネサスは、先端半導体技術やその知見を提供します。タイのStars Microelectronics社は、従来型パッケージ技術やトレーニング・人材育成プログラムなどを提供します。

本合弁会社の92.3％はCG社が出資し、ルネサスとStars Microelectronics社がそれぞれ6.8％、0.9％を出資します。本合弁会社は、今後5年間で760億インドルピーを投資し、その資金は、補助金、3社からの出資、および必要に応じて銀行借入を組み合わせて調達します。

本合弁会社は、インド・グジャラート州サナンド（Sanand）に最先端のOSAT工場を設立し、1日当たり1,500万個の生産能力を有する工場へと増強する予定です。本工場では、QFNやQFPなどの従来型パッケージから、FC-BGA、FC-CSPなどの先端パッケージまで、自動車、IoT、5Gなど様々な用途に適した幅広い製品を製造します。

CG社ChairmanのSubbiah Vellayan は、次のように述べています。
「CG社は、半導体製造業に参入することで、事業の戦略的な多角化を図ります。ルネサスおよびStars Microelectronics社と協業することで、より早く技術を習熟でき、イノベーションと技術的卓越性の追及に専念することができます。本件は、インドとして国を挙げての重要な局面をもたらしています。私たちは、半導体の製造能力やエコシステムを構築することを目指します。」

CG社Managing DirectorのNatarajan Srinivasan は、次のように述べています。
「国家的に重要な本プロジェクトを実施することは、CG社にとって、大きな誇りです。」

ルネサスCEOの柴田 英利は、次のように述べています。
「インドは、ルネサスの事業を推進する上で、重要な地域です。ルネサスは、インドの革新的な風土と今後の着実な成長性を高く評価し、今後もインドへの投資を加速していきます。Murugappa GroupやStars Microelectronics社と協業することで、インドの半導体エコシステムを強化し、拡大を続ける世界中の顧客の半導体需要に対応します。」

Stars Microelectronics社ChairmanのPrompong Chaikulは、次のように述べています。
「私たちは、今回の取り組みに参加でき、大変光栄に思います。OSATにおけるStars Microelectronics社の専門知識と経験を活かし、インドで本プロジェクトの成功を確実なものにするため、強力なサポートを提供します。」

www.renesas.com

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