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ルネサスの新しい FemtoClock 3: 業界最低の消費電力と最高のジッター性能

ルネサス エレクトロニクス コーポレーションは、有線インフラストラクチャ、データセンター、および産業アプリケーション向けの新しい超低 25fs-rms クロック ソリューションでタイミング ソリューション ポートフォリオを拡張しました。

ルネサスの新しい FemtoClock 3: 業界最低の消費電力と最高のジッター性能

ジッタ減衰&クロック生成の超低ジッタFemtoClock 3を発売

この新ファミリは、8出力および12出力をラインアップし、次世代の高速相互接続システム向けに、高性能で使いやすくコスト効率の高いクロックツリー設計を実現します。これにより、通信用のスイッチやルータ、データセンタのToRスイッチ、医療用画像機器、放送用AV機器などに適しています。

FemtoClock 3ファミリは、広く普及している48MHz~73MHzの水晶振動子を使用して、112Gbp/s(ギガビット/秒)や次世代の224Gbp/sレートのSerDes設計のニーズに対応するために必要な、業界トップクラスの位相ノイズとジッタ性能を実現します。高度に集積化されており、最大4つの周波数ドメインを生成することがでます。また、PSRR(電源電圧変動除去比)の高い低ドロップアウトレギュレータ(LDO)を内蔵しているため、ボード設計の複雑さとコストを軽減します。

ルネサスのタイミング製品事業部、Vice PresidentのZaher Baidasは次のように述べています。「ルネサスは、数十年にわたる経験と特許取得済みの技術に裏打ちされたクラス最高のタイミングソリューションで業界をリードしています。FemtoClock 3は、超低ジッタの単一デバイスでさまざまなクロック機能や同期機能を提供し、プリント基板(PCB)設計の簡素化、実装面積の縮小、コストの削減を図ることができます。ルネサスはこれにより、タイミング製品のリーダーシップをさらに強固にしてまいります。」

UfiSpaceのCEO、Vincent Ho氏は次のようにコメントしています。「FemtoClock 3は、消費電力を低く抑え、PCB設計を簡素化して次世代スイッチ上の実装面積を縮小しながら、超低ジッタ性能を実現する唯一のタイミングソリューションです。私たちは、最先端の製品を迅速かつコスト効率よく提供するためのタイミングソリューションをルネサスに期待しています。」

FemtoClock 3ファミリの主な特長

  • 次世代の112Gbps/224Gbps SerDesリファレンスクロック要件を上回る、業界トップクラスの25fs RMSジッタ性能
  • 単一デバイスから最大4つの周波数ドメインを生成可能
  • ジッタ減衰、同期、クロック生成の機能を備えた8出力および12出力の製品ラインアップ
  • 1.8Vの単一電源で動作し、1.2Wの低消費電力
  • 不揮発性メモリを内蔵しているため、工場出荷時に追加コストなしでカスタマイズ可能
  • 7x7mmの小型48ピンVFQFPNパッケージと9x9mmの64ピンVFQFPNパッケージ
  • 拡張同期イーサネットに関するITU-T勧告G.8262およびG.8262.1に準拠
  • 同期、ジッタ減衰、クロック生成という複数の動作モードを備えているため、クロックツリー全体を簡素化

ユーザは新しいFemtoClock 3と、幅広い用途に対応できるClockMatrix™やVersaClock、タイミングソリューションのバッファやオシレータのポートフォリオと組み合わせることで、高性能な有線インフラストラクチャやデータセンタにおける高難度のタイミング設計を行うことができます。

FemtoClock 3は、最先端のRenesas IC Toolbox(RICBox)アプリケーションとシームレスに連携して機能するため、ユーザは評価ボード上でデバイスの構成とプログラミングを行えます。さらに、RICBoxはルネサスのLab on the Cloudプラットフォームとのインタフェースも備えているため、実際のラボ環境に仮想的に接続することもできます。

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