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'16
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PORTESCAP
新しい高トルク24DCTブラシ付きDCコアレスモータ
ポルテスキャップは、このたびAthlonix™ブラシ付きDCモータの新しいDCTモータを発表しました。24DCT小型モータには、ポルテスキャップの実績あるエネルギー効率の良いコアレス設計が採用されており、高い能力を保証する最適化した自己保持型コイルと磁気回路を直径24mmのサイズの中にコンパクトに搭載しています。
24DCTモータには、最大14.96 mNmに達するトルクがあり、長寿命を維持しながら、最大90%に達する効率性と高い性能を実現します。また、24DCTモータの固有設計により、アンペアあたりの高いトルクを実現し、より長いバッテリー寿命を可能とします。こうした特長は、バッテリー駆動のアプリケーションに適しています。例えば、医療および産業用ポンプ、薬物送達システム、生体義指などのロボットシステム、小型の産業用電動工具、タトゥーマシン、メソガン、歯科用ツール、時計のワインダーなどです。ラボオートメーション、セキュリティおよびアクセス、ヒューマノイドロボットの分野も、24DCT Athlonixモータの使用に適しています。Athlonix 24DCT 小型DCモータは、貴金属整流とNeoマグネットを搭載したグラファイト整流の二つのバリエーションで利用可能です。カーボンブラシ用の独自の定荷重スプリング設計により、一貫した性能を提供します。また、オプションでREE (電食低減) コイルを利用でき、モータ寿命の延長を図ることも可能です。
ポルテスキャップのブラシ付きDC製品ラインマネージャのSunil Kumarは次のように話しています。「Athlonixモータは、最適化された自己保持型コイルが、与えられた直径に対して最大の磁束とアンペア回数を提供することにより、電源が供給されます。 一方、従来の自己保持型コイルには、アンペア回数の制限が備わっています。このため、磁気回路内の磁束密度に影響が及び、さらに出力とモータの耐久性が制限されます」
部品を標準化し、設計をモジュール化しているので、用途を選ばず短時間で試作品のカスタマイズが可能です。標準的な構成であれば、最長でも一週間のリードタイムでお届けできます。
Athlonixモータは、エンコーダや様々なサイズとギヤ比のギヤヘッドと互換性があり、当社のオンラインのモータ構成ツールであるMotionCompass™でもご利用いただけます。本製品はISOの認証を受けた施設で製造され、RoHSにも準拠しています。