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ミシュラン社とタイヤ内蔵型RFIDタグおよびタイヤ一体型RFIDタグに関するライセンス契約を締結

村田製作所のタイヤ埋め込み型RFIDタグは世界中のタイヤメーカーに提供され、工場や倉庫でのタイヤ管理、物流やアフターマーケットでのメンテナンスや品質トレーサビリティに貢献しています。

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ミシュラン社とタイヤ内蔵型RFIDタグおよびタイヤ一体型RFIDタグに関するライセンス契約を締結

昨今、日本国内においては2024年問題におけるトラックドライバー不足の深刻化により、トラックドライバーによる納品や検品といった配送外業務の負担軽減が求められています。 また、欧州ではすでにESPR やデジタルプロダクトパスポート制度 といった環境施策の推進により、製品の情報取得や管理・点検の効率アップ、トレーサビリティの担保が重要視されています。 そこでタイヤ業界では、RFIDタグ活用によるライフサイクルを含めたタイヤの管理とその効率化が期待されおり、タイヤへのRFIDタグの搭載が進められています。

村田製作所とミシュランは、以前より共同でタイヤ内蔵用RFIDタグの開発に取り組んでおり、このたび、ミシュランが保有するタイヤ内蔵用RFIDタグの特許及びRFIDタグのタイヤ組み込みに関する特許を対象としたライセンス契約を締結しました。 今回のライセンス契約締結により、村田製作所の第4世代リンクレス構造RFIDタグ を全世界のタイヤメーカーへ提供することが可能になります。 2025年1月以降の量産出荷を予定しています。

第4世代リンクレス構造
村田製作所はタイヤ内蔵用RFIDタグの提供のほかに、タイヤメーカー向けにタイヤに内蔵されたRFIDタグの通信特性の評価や、RFIDソフトウェア(id-Bridge)の開発・提供を行うなど、製造から物流、販売、修理までのタイヤ管理効率化に貢献します。


ミシュラン社とタイヤ内蔵型RFIDタグおよびタイヤ一体型RFIDタグに関するライセンス契約を締結

村田製作所は、今後も市場のニーズに対応したRFIDタグの開発に取り組み、タイヤ管理におけるトレーサビリティの向上など、業務効率化および作業者の負荷軽減に貢献する製品を提供していきます。

Michelin社 RFID system designer Laurent Couturier(ローレント・クチュリエ)氏は次のように述べています。RFID技術はタイヤのオペレーション効率化、最適化に欠かせません。このRFIDタグはタイヤの誕生から廃棄に至るまでの履歴を個体情報として取得できる手段であり、昨今の環境問題への対処も期待できます。今回のライセンス契約を通して、ムラタとミシュランはタイヤ産業の発展に共に取り組むことになり、あらゆるステークホルダーにRFID技術の恩恵を受けて頂くことでモビリティ産業の将来を作り上げていきます。

村田製作所 RFID事業推進部 部長 川勝哲夫は次のように述べています。ミシュランは世界をリードするタイヤメーカーの1つであり、このライセンス契約の締結により、世界中のタイヤに対するRFID搭載の標準化、運輸業界の課題を克服できるソリューションを生み出し、オペレーション効率とサプライチェーンの信頼性のさらなる向上に貢献していきます。

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