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PEPPERL+FUCHS PROCESS AUTOMATION

Smart-Ex® 03 — 5Gスマートフォンでスペインのエネルギーパークにおける通信をデジタル化

スペイン最大規模の総合エネルギー企業Cepsa社は、スペイン南部で2つのエネルギーパークを運営しています。これら発電所の従業員は長年にわたってPepperl+Fuchsの製品を頼りに相互に通信したり、メンテナンスなどの日常業務の報告書を作成してきました。5Gの登場により、今では可用性やネットワークのカバレッジ、遅延性などの面で新たなスタンダードが生まれ、従来のSmart-Ex® 02を同じくPepperl+Fuchsの本質安全防爆Smart-Ex® 03 5Gスマートフォンへと徐々に置き換えようという気運が高まっています。

Smart-Ex® 03 — 5Gスマートフォンでスペインのエネルギーパークにおける通信をデジタル化


 Pepperl+Fuchsは、本質安全防爆仕様のSmart-Ex® 03として、初めての5G/Wi-Fi 6対応スマートフォンを発売します。企業やモバイルワーカーにとって、パブリックおよびプライベートネットワークで柔軟に使用できるスマートフォンがあれば、過酷な環境においても、デジタルアプリケーションのあらゆるシナリオを実行可能なうえ、さらにそれを最適化することもできます。

 Cepsa社は長年にわたり、Pepperl+Fuchsとその子会社ブランドECOM Instrumentsの高い専門技術に信頼を寄せています。現在、1,100台以上のSmart-Ex® 02スマートフォンがモバイルワーカー間の通信に使用されています。さらに、同社は300台以上のタブレット端末Tab-Ex® 03も使っており、従業員はメンテナンス作業の記録やチェックリストの作成・確認、ビデオ会議などに活用しています。このように、デジタル化に向けた大きな一歩を踏み出しているのです。


Smart-Ex® 03 — 5Gスマートフォンでスペインのエネルギーパークにおける通信をデジタル化
6インチのSmart-Ex® 03スマートフォンは、革新的なデバイスの状態モニタリング機能も魅力です。

スペインのエネルギー企業Cepsa社にとって、5Gの活用にはいくつかのメリットがあります。同社のエネルギーパークでは2つのプライベート・モバイル・ネットワークが整備されています。
こうした技術はユースケースの実現を支えるものであり、Cepsa社はこの種の技術におけるエネルギー分野のパイオニアとなっています。


Smart-Ex® 03 — 5Gスマートフォンでスペインのエネルギーパークにおける通信をデジタル化
Smart-Ex® 03は、指紋認証によるロック解除やアプリの使用が可能な市場唯一の本質安全防爆スマートフォンとなっています。

高速かつ安全で、優先通信も可能:キャンパスネットワークの強み

5Gモバイル通信規格は、キャンパスネットワークというかたちで産業界に決定的な優位性をもたらします。そうしたプライベート5Gネットワークは、企業それぞれが選んだネットワーク事業者と協力して利用できるようにするか、自ら構築します。そのため、このようなネットワークは外部からの不正アクセスに対して保護されるとともに、帯域幅の可用性も保証されます。

さらに、5Gではネットワークのスライシングも可能です。ネットワークで利用可能な帯域幅をスライスと呼ばれる異なるチャンネルに分割することで、優先度をつけることができるのです。例えば、同社ではクリティカル通信のためのスライスを定義して、緊急時にはいつでもその帯域幅を利用できるようにしています。

加えて、5Gでは遅延時間が極めて短いため、プッシュ・ツー・トークのアプリケーションをいっそう効果的に運用できます。Pepperl+FuchsのSmart-Ex® 03を使えば、Cepsa社内における通信の重要な一部であるPoC (Push-to-Talk over Cellular)を途切れなく安全に利用することが可能なのです。5Gによる通信はアナログの通信方法とは異なり、接続がモバイルネットワークを介して行われるため、より効率的かつ高速で遅延を伴いません。
 

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