空冷ヒートポンプ式熱源機 「USX FIT」の発売について
日本キヤリア株式会社(Carrier Japan Corporation: CJC、本社:東京都品川区)は、産業プロセスや工場空調、及び施設空調などへの省エネソリューションとして、空冷ヒートポンプ式熱源機 「USX FIT®」 を2024年6月から受注開始いたします。
www.toshiba-carrier.co.jp
当社は、水搬送用のポンプを内蔵し一定速圧縮機を搭載したモジュール型の空冷チラーを2003年に初めて発売しました。その後、モジュール型の空冷チラーは市場へ急速に普及し、最近では、多くの既設機が長年の利用で更新時期を迎えつつあります。こうした更新需要に加え、新たに建築する建物の設計要件にも、USX FITはそのコンパクトサイズと大容量でお応えできる製品となっています。
本製品は、「USX(ユニバーサルスマートX®)シリーズ」で培った高機能技術を取り入れつつ、R32冷媒対応のインバーター・DCトリプルロータリーコンプレッサーを搭載し、コンパクトサイズで大容量を実現した、新築にも既設機更新の場合にも施工の面で柔軟な対応を可能とする空冷ヒートポンプ式熱源機です。
日本キヤリア株式会社 社長 久保 徹は、「本製品では、モジュールチラーの高い省エネ性、リスク分散などの長所を保ちつつ、日本の建築事情に即したコンパクト化が実現しています。弊社では今後も引き続き、お客様のご要望に応じた多様な熱源ソリューションを展開してまいります。」とコメントしています。
空冷ヒートポンプ式熱源機 「USX FIT」
「USX FIT」 主な特長
- 幅1000mm x 奥行1850mm x 高さ2350mmのコンパクトな新筐体で限られたスペースに設置可能、都市部などの機器搬入に制約が多い場合にもコンパクトサイズで軽量のため柔軟に対応
- コンパクトサイズでありながら大容量を実現、冷却専用機種で最大50馬力(散水装置付、定格冷却能力150kW)、ヒートポンプ機種で最大40馬力(定格冷却/加熱能力118kW)をラインアップ
- 使用範囲を拡大し、3℃冷水供給により食品工場などでの採用も可能に
- 高調波抑制機能標準搭載のためアクティブフィルターなどの追加対策が不要
- 力率99%で電源設備サイズの低減に貢献
- 過年度機種SFMC®(スーパーフレックスモジュールチラー)の更新に対応するモデルをラインアップ、「SFMC更新モデル」は、当社過年度機種の水配管接続部や電源配線、据付寸法など、互換性を考慮して設計されており、既存設備のリユースによる環境配慮型の熱源更新工事が可能