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DMG MORI News
圧入式ツーリングシステム「powRgrip」
powRgrip(パワーグリップ)は、驚異的なトルク伝達性能と優れた振れ精度、高い振動減衰性を兼ね備えた画期的なツーリングです。要求精度が厳しい加工や高速加工など様々な状況下に適応します。
主な特長
1. 振れ精度3 µm以下を約8秒で着脱完了
powRgripは、ベテラン社員でも新入社員でも経験を問わずに誰でも、安全かつ短時間で高精度にツーリングをセットすることができるレゴフィックス独自のツーリング技術です。powRgripシステムは、専用コレット、専用ホルダで構成されており、これらを組付ける際には圧力ユニット本体を使用します。圧入ユニットの簡単なボタン操作のみで切削工具のセットアップが可能です。
また、ホルダのバックエンドテーパー部から工具の先端(L/D:3D)までのシステム全体の振れ精度3 µm以下を実現します。
2. 最大1,100 Nmのトルクに耐えられる高い把握力
高剛性なpowRgrip専用コレットと切削工具は、圧入ユニットによりホルダへ最大9トンの力で押し込まれます。油圧を用いて圧入することで、最大1,100 Nmのトルクに耐えられる高いクランプ剛性が生まれ、加工条件を上げても、工具が抜け落ちる心配はありません。
3. 高い防振性と振動減衰性
一般的なコレットホルダと同じく、powRgripはコレットを使用するホルダですが、隙間の少ない密な構造となっており、工具の把握力とホルダ本体の剛性が高く、防振性に優れています。
powRgripの最大の特長はコレットを敢えて介在させることです。切削工具と専用コレット、専用コレットと専用ホルダが別々のパーツであり、それぞれの接触面で振動を減衰させる効果があります。また、専用のコレットとホルダには異なる材料を採用しているため、切削工具を含め3つの異なる特性の材料が使用されることになります。これにより、高い振動減衰性が得られるようになっています。これら2つの要素の相乗効果により、powRgripはびびりの発生しにくいホルダを実現しています。
4. 汎用性と柔軟性を兼ね備えた豊富なラインアップ
シャンク径0.2~25.4 mmの工具(h6公差)に対応し、超硬、ハイス鋼など工具材質を問わずに使用が可能です。ウェルドンシャンクのようなストレートな円筒形状でなくとも問題なく使用可能です。標準コレットでクーラント供給機能も備えています。 また、BT、HSK、CAPTOなどの多くのインタフェースにも対応しています。
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