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Safe-Lock™技術提携 MAPAL社とHAIMER社

2016年6月23日イーゲンハウゼン–MAPAL社は航空宇宙産業に代表される金属加工市場を対象に、トロコイドミリング等の高速マシニング加工に適した高性能な切削工具を提供し高い評価を得ています。Mapal社は加工中の工具抜け現象を防ぎ、加工物や工作機械を保護するために、HAIMER社からSafe-Lock™システムを技術供与されます。このためMAPAL社とHAIMER社はライセンス契約を締結しました。

Safe-Lock™技術提携 MAPAL社とHAIMER社
画像: 左より: Dr. Jochen Kress, MAPAL社最高経営メンバー
Dr. Dieter Kress, MAPAL社業務執行役員,
Claudia Haimer, HAIMER社業務執行役員
Andreas Haimer, HAIMER社代表取締役社長

HAIMER社とMAPAL社はパートナーシップ及びライセンスに関して合意しました。ツールホルダメーカーであるHAIMER社と精密切削工具メーカーであるMAPAL社は新たな連携のために関係を強化して参ります。今後、両社は金属加工市場向けの技術開発や製品開発のための戦略パートナーとしてより緊密に連携するためパートナーシップに関する契約に合意しました。HAIMER社の業務執行役員であるClaudia Haimerは「世界最高品質の切削工具メーカーであるMAPAL社と提携する事を大変嬉しく、誇りに思います」と述べています。MAPAL社の業務執行役員Dieter Kress氏も「高い性能を持つ我々の切削工具にとって、ツールホルダ分野で高い技術力と独創性を持つHAIMER社との連携は理想的てす」と将来の連携に期待します。この契約により、MAPAL社はHAIMER社の特許技術であるSafe-Lock™システムの技術供与を受けます。

「市場評価と社内検証ともに、Safe-Lock™ は素晴らしい性能を発揮し、従って我々は採用を決定しました。」と、MAPAL社の最高経営メンバーであるJochen Kress氏は述べます。「最新のマシニング加工において、Safe-Lock™システムは頻繁に用いられています。Safe-Lock™ システムを用いる事により、生産性と刃具寿命は明らかに改善されます。」とHAIMER社の代表取締役社長であるAndreas Haimerは説明します。高速切削において、安全性は極めて重要となります。高価な被削材の加工や無人運転を検討する際は、工程の信頼性を確保するため、加工失敗による廃棄材や非生産時間を最小限にする必要があります。Safe-Lock™システムではツールホルダに設けた特殊なドライブキーと工具シャンクに施した溝を用い、把握時の精度と安全性を確保します。これにより、加工中の工具折損および抜けを防止します。

2016年10月より、MAPAL社はSafe-Lock™システム仕様の切削工具を販売する予定です。将来的には同社の油圧チャックへSafe-Lock™システムの適用を予定しています。
Safe-Lock™技術提携 MAPAL社とHAIMER社
画像: HAIMER社によるSafe-Lock™ は摩擦による締付けとフォームクローズド  ドライブキーを用いる、円筒シャンク工具向けの統合的な抜け防止システムです。 従来型の工具把握方式に比べ、工程信頼性の改善、切屑排出量の向上を実現します。 

MAPAL社について

中規模の同族会社であるMAPAL社は、数十年間にわたって精密工具の主要プロバイダーとして活動してきました。1950年の設立以来、自動車産業、航空宇宙産業や加工技術、設備工学など多岐分野において業界のリーディングカンパニーとしてお客様へ最高の製品を提供しています。革新的な製品を提供することで、MAPAL社は生産 工程や加工技術分野においてトレンドや業界標準を生み出してきました。 

MAPAL社は独自開発の精密切削工具を提供することで生産効率の改善、生産工程の最適化を行うお客様のパートナーであると考えています。2015年時点で44ヶ国に製造工場、営業拠点をもち、グループ全体では従業員4,800名、売上げは5億4千万ユーロに上ります。

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