スイスビット、データセンターおよびエンタープライズ向けに最適化されたPCIe Gen5 SSD「D2200シリーズ」を発表
D2200シリーズは1ワットあたりの最高パフォーマンスを実現し、エネルギー効率を重視した高速SSD。
産業向けフラッシュストレージ製品の独立系メーカー・Swissbit(日本法人:スイスビットジャパン株式会社、東京都新宿区、代表取締役 友森 健一郎)は本日、同社初のPCIe Gen5 SSD製品「D2200シリーズ」を発表しました。本シリーズは、エンタープライズサーバーやエッジサーバー向けに開発されたSSD製品で、シーケンシャルリード最速14GB/s、シーケンシャルライト最速10GB/sの優れた性能を発揮します。また、D2200はエネルギー効率にも優れており、電力1ワットあたり最速970MB/sのシーケンシャルリード性能を実現しています。この優れたエネルギー効率はコントローラの発熱を抑え、最新のハードウェア設計と最適化されたファームウェアとの組み合わせによって、サーバーの発熱を最大20°C低減します。
D2200シリーズはPCIe Gen5に準拠しGen4にも下位互換対応、また、SSD接続規格NVMe 2.0およびデータセンターの構築に向けたOCP 2.0仕様にも対応したSSDです。本製品は、TCG Opal 2.0を含む包括的なデータ保護機能を標準装備しています。D2200は、U.2 およびE1.Sのフォームファクターでストレージ容量8TBと16TBをサポートしています。また、2024年末にはU.2形式の32TBバージョンが発売される予定です。
新シリーズのD2200は、レイテンシを最小限に抑え優れたパフォーマンスを提供します。ランダムアクセスではリードオペレーションで最大2,600,000IOPS、ライトオペレーションで最大500,000IOPSを実現。応答性が重要なアプリケーションでも安定した性能を発揮します。
D2200シリーズは、NVMe Management Interface 1.2bに対応し、システムに障害が発生した場合でも効率的なドライブ管理と監視を可能としています。また、最大128のnamespaceをサポートしクラウドアプリケーションの仮想化とデータ管理に高い柔軟性と効率性を提供します。
電源モードとデータセキュリティ
D2200シリーズは、優れたエネルギー効率と低発熱に加え、オプションとして12~25ワットの電源モードを提供し、正確かつ状況に応じた性能の制御が可能です。オプションの電源モードは、オープンソースのNVMe-CLI管理ツールで設定できます。
また、D2200はAES256暗号化、暗号消去、TCG Opal 2.0、Secure Bootなどのセキュリティ機能を搭載しており、包括的なデータ保護を提供します。
流通と供給
D2200シリーズは、U.2(15mm)フォームファクターで8TBおよび16TB、E1.S(9.5mm)フォームファクターで8TBの製品が8月下旬に発売され、U.2の32TBバージョンおよびE1.Sの16TBバージョンが2024年末に発売予定です。
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