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Microchip社、洗練されたGUI(グラフィカル ユーザー インターフェイス)の開発を容易にするMPLAB(R) Harmony v3およびLinux(R)環境向けの新ソリューションを発表

GUI(グラフィカル ユーザー インターフェイス)は、現代のアプリケーションに直感的な操作と優れたデザインを提供してユーザー エクスペリエンスを高めるため、ますます多くの電子機器に実装されるようになっています。

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Microchip社、洗練されたGUI(グラフィカル ユーザー インターフェイス)の開発を容易にするMPLAB(R) Harmony v3およびLinux(R)環境向けの新ソリューションを発表

組み込み開発者の設計を支援するため、Microchip Technology Incorporated(日本法人: 東京都港区浜松町、代表: 櫟晴彦 以下Microchip社)は本日、MGS (Microchip Graphics Suite)

を発表しました。MGSはGUI、アニメーション、画像をタッチスクリーン ディスプレイに組み込むプロセスを簡素化にする包括的なソリューションで、習得も容易です。

GUIの開発は複雑かつ長大なプロセスであり、各種ツールに由来するコードのデバッグと統合に膨大な時間とリソースを必要とします。MGSはMicrochip社の32ビットMCU(マイクロコントローラ)およびMPU(マイクロプロセッサ)と簡単に統合できるように設計されており、MPLAB(R) Harmony v3、Linux(R)環境等、複数の開発プラットフォームをサポートしています。この包括的なGUIインターフェイス開発ソリューションは、設計者がプロジェクト間の再利用性を高め、設計の複雑さを軽減する事を目的としています。

MGSはハードウェア不要のプロトタイピング用シミュレータを含むツール群で構成されています。シミュレータはMCC (MPLAB(R) Code Configurator)を活用してウェブモードまたはネイティブモードで、MCCが生成したCコードをビルドします。ウェブモードの場合、ほとんどのウェブブラウザで実行できる、タッチ操作のシミュレーションが可能なHTMLファイルを作成します。ネイティブモードの場合、Windows(R)デスクトップ コンピュータ上でGUIのデバッグが可能です。これらの特長により、ハードウェアが利用できるかどうかにかかわらず、ディスプレイと機能のデモを正確に実行できるようになります。

MGSはモダンなデザインの直感的なWYSIWYGインターフェイスを備えており、最終的な表示をそのまま見ながら手を加える事ができるため、エラーが減って効率が高まります。GUIをこれまで以上に簡単に利用できるようにするため、MGSは多用途で、性能の異なる幅広いデバイスをサポートできます。例えば、メモリとシステムの性能要件が著しく低いリソースに制約のあるデバイスから、高解像の動画再生が可能なタブレットサイズのタッチスクリーンをサポートする高性能デバイスまで幅広く対応しています。

このソリューションは、コストのかかるハードウェア アップグレードをせずに優れたグラフィック性能を実現したい開発者に理想的です。また、MGSはモノクロOLEDから1080p 16.7MカラーTFTまで、MIPI(R) DSI(R)、LVDS、RGB、SPI、HDMI(R)インターフェイス、2D/3Dジェスチャ対応タッチスクリーンをサポートしています。

「Microchip社では、お客様が高品質な製品を開発し短期間で市場に投入するのに役立つ包括的なソリューションと最先端のツールをお客様に提供する事に全力を注いでいます」とMicrochip社MCU32およびMPU32部門副社長のRod Drakeは述べています。「この革新的なツールスイートはスマートホーム デバイスから産業用機器に至るあらゆるデバイスに対して、人を惹きつける反応の良いディスプレイを開発するプロセスを簡素化します」

この包括的なソリューションは幅広いアプリケーションの設計段階から実装までのGUIの統合を簡素化します。MGSはMicrochip社のPIC32 MCU、SAM MPU、maXTouch(R)タッチスクリーン コントローラの幅広いポートフォリオと高い互換性を持ちます。また、Microchip社では、メモリ、電源管理、コネクティビティ ソリューション等のその他の主要部品も提供可能です。

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