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Citizen Machinery News
ベストセラー機CNC自動旋盤Miyano BNJ51SYをフルモデルチェンジ
シチズンマシナリー株式会社(本社:長野県北佐久郡御代田町、社長:伊奈 秀雄)は、Miyanoブランドのベストセラー機である主軸台固定形CNC自動旋盤Miyano BNJ51SYをフルモデルチェンジ。2025年3月より発売を開始します。
また、本製品を出展する「JIMTOF2024※」では、自動化ソリューションを実現する「FAフレンドリー」を組み合わせ、モノづくりワークフローの革新を提案します。
Miyanoブランドの主力である2タレット2主軸機、BNJ51SYをフルモデルチェンジ。
ベッドやスライドなど、全てのユニットを刷新し、熱変位精度や刃物寿命を大幅に向上しました。
BNJの特長でもある機械のコンパクトさを維持しながら、背面側にある第2タレットの仕様を向上させました。回転数、トルクアップとともに、回転工具取付け可能数を増やしたことで、正面主軸と背面主軸でより均等な工程分散が可能。加えて送り軸の早送り速度を20%アップし、サイクルタイム短縮に貢献します。また、背面側でより長尺なワークの加工を可能とするため、背面加工エリアを拡張しています。ツールホルダーを両タレット共通で使用可能にしたことで、より汎用性の高い機械となっています。
本製品最大の特長として豊富なオプションが装着可能となっており、自由度と拡張性があります。バー材加工に加えて、素形材の供給やワーク搬出を行う機内設置型ローダー装置や、ロボットを活用した「FAフレンドリー」との連結を容易としたシャッター装置をオプションとして準備し、工場の自動化、省力化に貢献します。このほか、切りくずによる問題を解消する「LFV(低周波振動切削)技術」や機械をICT技術と融合させる「アルカプリソリューション」との連携も強化するなどお客さまのワークフローをトータルでサポートします。
最新NC装置とモーターの採用による消費電力量の削減や、環境配慮機能も標準装備しており、エアブローの効果と能力を維持しながらエアー消費量を約40%削減するエアブロー断続吐出機能や、アイドリングストップ機能による待機電力量の削減、CO2排出量の見える化などがお客さまの持続可能な生産と持続可能な社会に寄与します。
BNJ51SYの主な特長
1.鋳物構造の見直しによる剛性アップ
鋳物を見直したことで、剛性がアップし熱変位精度と刃具寿命が向上しました。
2.背面主軸側第2タレットの仕様アップ
ツールホルダーを正面主軸側の第1タレットと共通仕様にすることで、回転工具の取付け可能数が4本から8本になり、また最高回転数が2倍、最大トルクは2.5倍になりました。正面主軸と背面主軸でより均等な工程分散が可能となり、サイクルタイム短縮に貢献します。
3.背面側加工エリアの拡張でチャック制約が緩和
大径チャックを取付けても十分な加工エリアを確保。長尺などより多くのワークに対応します。
4.LFV(低周波振動切削)技術をすべりスライドに搭載
機械剛性はそのままに、より幅広い切削に対応。正面主軸側第1タレットの2軸、背面主軸の2軸の同時4軸加工が実用可能となり、切りくずによるトラブルを解消、安定⽣産に貢献します。
5.豊富なオプション
お客さまそれぞれの最適な仕様を実現する豊富なオプションを用意。LFV(低周波振動切削)技術のほか、IoTフレンドリー、FAフレンドリーが、工場の自動化・省力化、生産性向上をサポートします。
6.「EcoBalance Machine」認定製品で持続可能な社会に貢献
持続可能な社会に貢献する製品として当社独自の認定「EcoBalance Machine」に該当。エアー消費量の削減、消費電力の削減や見える化に取り組んでおり、環境に配慮した製品となっています。
※LFV、IoTフレンドリー、FAフレンドリー、alkapplysolution(アルカプリソリューション)はシチズン時計株式会社の登録商標です。
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