www.engineering-japan.com

Teledyne FLIR OEMがAerialOGI社とThermal by FLIRで連携―AerialOGI-Nカメラモジュールの発売へ

有害な産業ガスの漏れをドローンやハンドヘルド・プラットフォームでリアルタイムに検出・定量化し、リーク量を最小限に抑えてコストも削減します。

  www.flir.com
Teledyne FLIR OEMがAerialOGI社とThermal by FLIRで連携―AerialOGI-Nカメラモジュールの発売へ

カリフォルニア州ゴレタ – Teledyne Technologies Incorporated(ニューヨーク証券取引所:TDY)の一部門であるTeledyne FLIR OEMは、Thermal by FLIRプログラムを通じて光学式ガス・イメージング技術(OGI)をリードするAerialOGI社とそのAerialOGI-N発売に向けて協力しています。AerialOGI-Nは業界初のOGIカメラモジュールであり、ハンドヘルドとドローン用ジンバルのいずれにもワンタッチで接続可能なため、地上や上空から一過性のガス漏れをも検出できるうえ、検査担当者の所要時間と検査コストの節約にもなります。
 

Teledyne FLIR OEMがAerialOGI社とThermal by FLIRで連携―AerialOGI-Nカメラモジュールの発売へ

このAerialOGI-Nは、Teledyne FLIR OEMの製品である解像度640×512のNeutrino® LC OGI中波長赤外線(MWIR)カメラコアを搭載しており、メタンのほか揮発性有機化合物(VOC)を含めた25種類以上の温室効果ガスをリアルタイムに検出・定量化できます。NDAA 準拠の Arcsky社製X55をはじめとする7機種の産業用ドローンで利用可能であり、バッテリー駆動で最大45分、ハイブリッドモードなら最大2時間という業界トップクラスの飛行時間を実現しています。 

AerialOGI社の創設者で共同経営者でもあるEric Olsen氏は次のように説明しています。「AerialOGI-Nの発売は、VOC検出・定量化技術における重要なマイルストーンとなります。この革新的で柔軟性の高いOGIモジュールを当社のAerialOGI Reporting Toolソフトウェアと組み合わせれば、専門技術者によるガス漏れの検査効率を高め、リーク量とそれにともなうコストも削減できるからです」。
 

Teledyne FLIR OEMがAerialOGI社とThermal by FLIRで連携―AerialOGI-Nカメラモジュールの発売へ

AerialOGI-Nは、Neutrino LC OGIの高解像度データを活用した高度なガス検出アルゴリズムを用いています。そのため、飛行中にエッジでアルタイムなデータの処理と伝送が行えます。ボタン1つでガス漏れを捉えられるなどの機能をもとに、同システムは実効性の高いデータをガス漏れ検知・修理(leak detection and repair:LDAR)ソフトウェアに直接送り、時間やコスト、環境への影響を最小限に抑えながら専門技術者が徹底的な検査とガス漏れの軽減対策を実施できるようになります。

Teledyne FLIR OEMの製品マネージメント・ディレクタJared Faraudoは次のように述べています。「AerialOGI社と協力して、ガス漏れモニタリング分野の皆様をしっかりサポートできるものと大きな期待を寄せています。今回の連携によって、光学式ガス・イメージング技術のさらなる発展をはかり、環境面や規制上も重要となる課題に対処できる革新的ソリューションを提供するという当社のコミットメントを具体的に示すことができました」。
 

Teledyne FLIR OEMがAerialOGI社とThermal by FLIRで連携―AerialOGI-Nカメラモジュールの発売へ

Neutrino LC OGIカメラコアの詳細はこちらをクリックください。また、Teledyne FLIR OEMとの連携について詳しくはwww.flir.com/thermalbyflirからご覧になれます。AerialOGI社のすべての製品ラインナップはwww.aerialogi.comをご確認ください。

さらに、2025年5月20~22日にテキサス州ヒューストンで開催の展示会AUVSI Xponentialでは、小間番号#2039のTeledyne FLIR OEM展示ブースにおいて、この革新的な機器を直接ご覧いただけます。

  さらに詳しく…

LinkedIn
Pinterest

フォロー(IMP 155 000フォロワー)