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05
'25
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電子部品業界初、製品の主要部材として使用する銀の水平リサイクルを開始
本システムでは、協力会社と協働し、EMI製品の製造過程で発生したAg廃材を協力会社で原料まで再生することで、再び同用途のAgとして活用します。
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株式会社村田製作所(以下、「当社」)は、当社EMI(Electro Magnetic Interference)製品の主要部材として使用する銀(以下、「Ag」)の水平リサイクルシステム(以下、「本システム」)の構築に、電子部品業界で初めて※成功しました。
本システムでは、協力会社と協働し、EMI製品の製造過程で発生したAg廃材を協力会社で原料まで再生することで、再び同用途のAgとして活用します。本システムは2025年1月より導入を開始しており、主要素材の循環モデル構築は当社としての初めての試みとなります。今後はさらにスキームの適用範囲の拡大に取り組み、枯渇資源の循環を利用したモノづくりを進めることで持続可能な社会の実現に貢献します。
※電子部品の主要部材として使われるAgの水平リサイクルスキームの構築として(2025年1月時点、村田製作所調べ)
近年、世界的な人口増加にともなう資源の枯渇、温暖化による海面や気温の上昇などが大きな社会課題となっています。このような社会課題の解決に向けて、村田製作所グループは成長戦略のなかで「循環型社会の実現」を重点課題(マテリアリティ)として設定しています。また、長期ビジョンとして2050年度の達成目標として「持続可能な資源利用率100%」「循環資源化率100%」を掲げています。
今後も村田製作所グループは事業活動における資源の持続可能な利用を実現するとともに、ステークホルダーとの協働により文化の発展に貢献していきます。
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